通知表の変遷
国語 算数 社会 理科
1学期 4 5 4 4
2学期 5 4 5 4
3学期 4 5 5 4
🤷♂️私たちの時代は、相対評価の5段階評価でした。(「5」は学級の児童数の7~8%、45人学級なら上位3人に「5」を付ける。)
通知表は神棚に上げられ、お盆やお正月、実家に里帰りしたときは、従兄弟の通知表と比べられました。母は私の通知表と当時の絵や習字などの作品を桐の箱に入れて大事にしまってありました。私が教師になったとき、「逆の立場(通知表をつける)になったんだね。」と言って、おもむろに桐の箱を出してきました。
私が教師になったときは、すでに現在の3段階評価でした。名称も「あゆみ」とか「あしあと」に変わりました。そして、目標に達成しているかどうかで評価する絶対評価になりました。
《通知表さえなければ教師ほど楽なモノはない?》
テストや活動の記録を参考に一人一人を評価して、評価欄に「○」の判子で一つ一つ付けていきます。時間のかかる事務作業です。所見は、もちろん手書きです。先輩や教頭先生に見てもらってから、間違わないように注意して書きます。そして、校長先生のところに持っていきます。当時の校長先生から「人を評価するということは、とても難しいことです。教師の一番大事な仕事と言ってよいでしょう。子どもの評価は、自分への評価だと思って、心してやりなさい。」と言われたのを覚えています。
時代は、アナログからデジタルへと変化しました。通知表も印刷業者に依頼することなく、学校で印刷できるようになり、またパソコンの普及から、判子片手に「○」をつける作業もしなくて済むようになりました。今は全てパソコン上で作成します。
新しい通知表
👀アナログからデジタルに変わっても、担任が一人一人を見つめ、評価する姿勢は変わりません。そして、通知表は、決めつけたり、子どもにプレッシャーを与えたりするモノではありません。担任から家庭へ、どんなことができていて、気を付けてもらいたいところはどういうところか、学校での学習や行動の様子を知らせるものです。 “「A」の○の数が前の学期より増えたら、ゲームソフトを買ってもらえる!”と言った子がいましたが、“それはどうかな?”と思います。通知表を上手に活用して下さい。
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