『星の王子さま』は何を語る?
~ある星に行くと、たくさんの美しいバラの花が咲いています。その様子を見て、星の王子さまは、そこにいたきつねに言います。「そりゃ、ぼくのバラの花も、何でもなく、そばを通っていく人が見たら、ただのバラの花だと思うかもしれない。だけど、あの一輪の花が、ぼくには、とても大切な花なんだ。だって、ぼくが水をかけた花なんだからね、風に当たらないようにしてやったんだからね・・・・、不平も聞いてやったし、自慢話も聞いてやったし・・・」。それを聞いたきつねは、「あんたが、あんたのバラの花をとても大切に思っているのはね、そのバラの花のために、暇つぶしをしたからだよ。」と言いました。~
😃表現は平易で簡潔、内容は日常的であり、真理をついています。きつねは冷静に、一見冷たく解説していますが、私たちはきつねの側面を持ちながらも、星の王子さまでありたいと思います。星の王子さまも“ぼくのバラの花”の世話をしながら、心は満ち足りています。
👍一方で、作者のアントワーヌ・ド・サン=テグジュベリは「その大人の人は、昔、一度は子どもだったのだから、私は、その子どもに、この本を捧げたいと思う。」と巻頭言に書いています。何でも興味深く受け入れることができた子ども時代の自分を思い起きしなさい。そして、今の自分をしっかり見つめなさい。大切なものを見失っていないか?
👀校長として、教職員であれ、保護者であれ、その出会いが豊かになり得るためには、まずその人に時間を使って、その人の話に耳を傾けることが大切です。
「和」を大切に だれであっても受け入れるという「和」の意味することは、人間形成にとても大切なことと考えたからです。
👌AかBかと問い詰める現代の風潮ではなく、教育は、その間にある人としての哀歓や温かさ、迷いを大切にするものだと思います。「止揚」も然り、「調和」も然り。人との出会いを大切にしながら、学校を子どもが豊かに成長し生きる力を備える場なのです。
子どもとの出会いを基に保護者との出会いもあります。個性的な親もいます。この話は、参考になったでしょうか?
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