フジテレビの番組「痛快スカッとジャパン」高視聴率らしい。
🤷♂️世の中にあふれる理不尽なクレーマーやマナーの悪い客など、身近にいる意地悪で身勝手な人たちを、ナイスなアイディアと機転の利いたとんちや手の込んだ頭脳作戦で撃退するスカッとする話をショートドラマで展開する番組。こんな番組ができるのも世の中に身勝手な人が多くなった証拠です。日本人の品格はどこへ行ったのでしょうか?
「品格」とは、気取った話し方やすました態度のことをいうのではなくて、稟とした清々しい心のもちようなのだということです。「品格」のない若いお母さんたちをあちこちで見かけるようになりました。スーパーマーケットで売られているぶどうを一粒とって、そのまま口に入れた子どもがいました。その様子を見ていたお母さんがこう言ったそうです。「あっ、ダメ。洗っていないから汚いでしょ!」
そばにいた店員が見かねて「そんなことされたら困ります。」と注意をすると「食べられて困るなら、きちんとラップして売って下さい。」と食ってかかったといいます。
なんとも殺伐とした光景ですが、最近こんなお母さんがわりとたくさんいるようです。
「自分の子どもは悪くない。悪いのは周りの人たち」という理屈にならない理屈をふりまわして、子どもをかばっているお母さんたちです。
「ぼく(わたし)悪くないもん」という未熟な精神状態のまま大人になってしまった人たちが、はたしてこの国を支えていけるかと考えると、気持ちが悪くなります。マナーを身に付けない、そして、ルールを守れない子ども、わがまま放題で自由をはき違えた子どもが再生産されていくことになります。
「品格」のある人間とは、しっかりとしたマナーを身に付け、きちんとルールを守れる人をいいます。人に対する優しい気持ちや世の中のルールを教えられるのは家庭しかありません。それを子どもに身に付けさせるのが「しつけ」なのです。学校は、家庭でしっかりしたしつけがなされていることを前提にして運営されているのです。やっていいことと悪いことの区別を教えられるのは何をおいても家庭なのだということを是非わかっていただきたい。 (多湖 輝著の「母の品格」より)
0 件のコメント:
コメントを投稿