🤦♀️町の福祉担当者が言うには、母親は、子どもがある程度大きくなるまでは、家に居てもらいたいと思うのだが、人口が減少して働き手がいない現状では、小さい子のいる母親にも働いてもらわなければならない。そうなると行政としては、こども園や児童センターを充実が必要。町長の公約にもあるし…。そこで働く先生や支援員を確保しなければならない。
「良妻賢母」 板東眞理子(昭和女子大学学長)「母の品格」の著者
良妻賢母というと古色蒼然たる時代遅れのイメージがある。慎ましやかに夫を立て、料理、裁縫、掃除をぬかりなく相勤める賢女は、儒教では期待される女性像だが、人間的魅力に乏しく人生を建前だけで生きているのではないかと現代の女性から人気がない。
言うまでもなく良妻賢母は立派な女性である。妻として夫を助け、賢い母として子どもを教育するのは、素晴らしいことである。
しかし、現代の女性は妻であり、母であるだけでなく、職業人であり、社会人であり、また、趣味人であり、友人であり、というようにいろいろな顔を持つ。
それなのにたった二つだけの役割に活動を押し込めてしまうのは不自然である。だから、「良妻賢母を目指しなさい」と言われると女性は反感を抱いてしまう。私は戦前における女性教育は良妻賢母でよかったけれど、現代はそれに加えいろいろな役割を果たす専門的知識やスキルも身に付けなければいけないと言っている。また、現代の良妻賢母に必要とされるものは、裁縫、調理、掃除などの家事能力だけでなく、家計を管理し、子どもを教育し、そして何より良きパートナーとして夫を理解し支える能力が必要である。将来が見えない社会でどういう子どもを育てるか、洞察力と子どもが社会人として職業人として生きていく力を与える人間性が求められる。
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