2020年10月13日火曜日

花だより 手とり足とりの指導 サルビア ジャガイモ

 


 手とり足とりの指導
 昔の職人さんは、弟子入りをして、「見て覚えろ!技を盗め!」と言われたものです。学校では集団の中での学習効果を期待されます。それはそれで効果はありますが、技術(スキル)を身に付ける最も効果的な方法は、個人レッスンです。現在活躍している野球選手やゴルファー、テニス、卓球の選手などのスポーツ選手は、3~4歳のころから、親の手取り足取りの徹底した個人指導によって超一流になりました。
 書道の指導では、運筆、筆の入り、止め、はらいなど、口で説明してもなかなかその通りには書けないものです。力の入れ方、筆を運ぶスピードは、手を取って一緒に書くことで感覚的に身に付くものです。しかし、授業中に全員にそれをするのは無理です。
 北小では、授業改善推進チーム事業、指導工夫改善加配、退職教員活用事業時間講師、北見市学力向上支援講師などを活用して、1つのクラスに複数の先生が入って指導しています。また、つまずきに応じて少人数に分けて指導したり、通級による“個別指導”もしています。10年ほど前までは、クラスを分けて指導するのは、「差別教育だ!」という人がいましたが、今ではそのようなことをいう人はいません。分からないことをそのままにしておく方が問題です。その子に合った指導方法で、全員に確かな学力を身に付けさせることが大切です。




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