2021年5月20日木曜日

花だより どうなる運動会? レンギョウ

 

 🤷‍♀️緊急事態宣言で運動会の開催が危ぶまれています。秋に延ばすなど、なるべく中止しないように求められています。子どもたちも保護者も地域の方も楽しみしているが運動会です。何とか開催したいものです。
 😃小さい子の「かけっこ」は、おもしろいですね。子どもたちが一生懸命走っている姿を見ると、心から「がんばれ」と声援を送りたくなります。見ている者も夢中にさせるのが運動会での徒競走です。
 🤦‍♂️ところが、ゴールしても1番や2番を決めるわけではなく、昔のように1等賞、2等賞というような賞をもらうことをやめた幼稚園や小学校が出てきました。
 ゴールには、親がビデオカメラやスマホを構えて待っているので、わが子が何番だったかは、カメラの中に残されているだけというのが多いのです。
 中にはあらかじめ子どもたちのタイムを記録しておいて、同じようなタイムの子どもを並べて走らせる学校もあります。そして、みんな頑張ったからということで、みんなに「がんばったで賞」を配るところもあります。
 なぜこうなったかというと「1等賞がとれなかった子どもやビリになった子どもがかわいそう」という親や教師の心理が働いているのです。
 昼のお弁当も親と子は別々の場所で食べるところもあるそうです。これも「運動会を見に来れなかったお父さんやお母さんがいる子どもはかわいそう」という理由だからだそうです。子どもが「かわいそう」なことは、できるだけさせたくないという気持ちは大切です。しかし、それと同じくらい「かわいそう」な状況になったときにどう耐えられるかを子どもが学ぶことも大切です。
 👍今は「かわいそう」という親の気持ちが大きくなって、どんどん子どもを過保護にしています。子どもを「保護」することと「過保護」にすることは、天と地ほどの大きな差があります。お母さんが子どもを「保護」したいというのは理屈ではなく、心の底からにじみ出てくる母性本能でしょう。でも、この気持ちをうまくコントロールしていかないとあふれる母性本能で「過保護」になってしまいます。気持ちがあふれて暴走しないようにコントロールするのが「母の品格」だと思います。 (多胡 顕氏「母の品格」より)
 


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