2021年5月7日金曜日

花だより へき地校は、もうない? クリンソウ

 


 30年以上も前の話です。へき地・複式教育の課題(へき地の子どもは?)
 純真で素朴、忍耐力はあるが、表現力が乏しく、コミュニケーション能力が乏しい。と言われました。
■農家の子の特徴 農家のお嫁さんは大変!
 農家の嫁は、農作業、家事、子育てと忙しい。子どもが小さくても仕事を休むことはできない。姑に預けるか、「かごの中に入れて置かれていた。」と言っていた子もいました。ですから幼少期の会話が圧倒的に少なく、語彙も少なく、発音にも問題が生じるらしく、「言葉の教室」(言語通級)に通う子が多かったのです。ところが「ことばの教室」に通級して1年も経たないうちに、他の子より、発音がよくなり、語彙も増える。なぜなら、障害が原因ではないので、正しい、適切な指導を受けるとすぐに上達するのです。
 🤷‍♂️これは昔話になりました。
 夕方5時、児童センターに迎えに来たのは、きれいに着飾ったお母さんでした。「お母さんは、どんなお仕事しているの?」と子どもに聞くと「牛飼いだよ!」と答えました。
 👀今は、作業着のまま、あわてて迎えに来る農家のお母さんはいないそうです。一日の農作業が終わるとシャワーを浴びて、化粧をしてから子どもを迎えに来る。そして、買い物をして帰るのです。今は、農家の子の特徴はありません。「へき地校」という言葉もなくした方がいいでしょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿