働き方改革の影響か、最近の学級経営案は、薄っぺらになっています。幼稚園・こども園にも学級経営案はあります。さらに週案、日案まで作成し、評価・反省しています。
学級経営案は、学級の学習および生活の環境を構想し整備をはかるために学級担任が作成する計画案(プラン)です。子どもの実態に即して作成されるもので、その存在は重要です。
学級経営案
学校や学級の教育目標の具現化をはかるものであり、学級における教育活動の指針となるものであって、学級全体についての総合的な見通しをもって作成することが大切です。また、学級担任自らが学級経営について振り返り反省をはかるものです。したがって、年度当初に形式的に作成し、書類の綴りの中にしまい込んでしまうものではなく、子ども達の変化を把握しながら修正をはかり、活用していくことが大切です。
学級経営案の記載内容として、①学校の教育目標、②学年の目標、③学級の実態、④学級の目標 ⑤学級経営の方針(学習指導、生徒指導、学習環境、家庭との連携など)⑤学級経営の計画(いつ・どこで・どうする)、⑥学級事務、⑦学級経営の評価、などがあげられます。
学級担任の創意をもとに、担任する学級のリーダーの育成、グループの編成と指導、係や委員会のプラン、各教科等の指導方針、教室環境の整備、保護者とのコミュニケーションの方針や方法、などを学級経営案に記述することが大切です。学級経営案以外では、週案、指導案も同じ考えです。
これだけの内容がA41枚で収まるわけがありません。
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