クイズ番組におバカタレントが登場して、番組を盛り上げる。常識的な知識がなくても芸能界で活躍しているのだからそれはそれでいい。そんな人もベートーベンやバッハの作曲した曲は知らなくても顔は知っている。なぜでしょう?
小学校から高校まで、音楽室には必ず音楽家の肖像が貼ってあったので、知らず知らずのうちに覚えたという。常掲図の持つ意味がここにあります。
ドイツでは子どもが生まれると、新しく聖書と地球儀を購入するそうです。日本でも小学生のいる家のトイレには、かけ算九九やひらがな、カタカナ、ローマ字、漢字表の他に日本地図や世界地図を貼ってある家庭もあります。
教室正面の左右の壁には、日本地図と世界地図を貼る。漢字表やローマ字表、1年生の教室には、ひらがなとカタカナ表を掲示する。針金を張って、漢字の短冊(筆順がわかる)を下げる。高学年になると後ろには年表を貼る。これらは「常掲図」だと先輩から教わりました。教室設営はそうするものだと思って、それを忠実にずっと守ってやっていました。ところが最近は、掲示教育が軽視されているような気がします。
◇掲示教育を大切に◇ 単なる掲示ではなく「教育」が付いている意味を考える
創造的知性を育てる掲示教育は、授業以外にもあります。廊下や掲示板に掲示された市販の写真やニュースや子ども向けの掲示新聞は子どもにも人気があります。授業で扱われない情報や知識に接することができるからです。
ドイツでは子どもが生まれると、新しく聖書と地球儀を購入するそうです。日本でも小学生のいる家のトイレには、かけ算九九やひらがな、カタカナ、ローマ字、漢字表の他に日本地図や世界地図を貼ってある家庭もあります。
教室正面の左右の壁には、日本地図と世界地図を貼る。漢字表やローマ字表、1年生の教室には、ひらがなとカタカナ表を掲示する。針金を張って、漢字の短冊(筆順がわかる)を下げる。高学年になると後ろには年表を貼る。これらは「常掲図」だと先輩から教わりました。教室設営はそうするものだと思って、それを忠実にずっと守ってやっていました。ところが最近は、掲示教育が軽視されているような気がします。
◇掲示教育を大切に◇ 単なる掲示ではなく「教育」が付いている意味を考える
創造的知性を育てる掲示教育は、授業以外にもあります。廊下や掲示板に掲示された市販の写真やニュースや子ども向けの掲示新聞は子どもにも人気があります。授業で扱われない情報や知識に接することができるからです。
1 創造的知性を育てる(美的感覚を磨く)
授業展開において掲示物の果たす役割は大きいものです。それは①理解を促すための教具として扱われたり、②学習に主体的に取り組むための手段として扱われるからです。そこで気を付けなければならないことは“美的感覚”です。
2 望ましい人間関係をはぐくむ(やる気が出る掲示)
学級経営の一つの柱として、子どもたちの人間関係の醸成を取り上げる場合、掲示教育は大きな役割を果たします。掲示物を使って子どもたちに競争させたり、励まし合わせたりする方法はよく使われます。班毎に漢字の書き取りテストの合計点をグラフにして競わせたり、目標が達成するとシールを貼っていくというような掲示物は、どの学級でも行われている方法です。ただし、この方法は競争だけにとらわれるようではいけません。あくまで励まし、助け合いが掲示の目的になっていなければなりません。
3 掲示物の位置は、視線の高さに注意する。
(1)常掲のものは教室壁面上部に 児童が椅子にのっても手の届かない位置
(例:学校の目標、地図、学級組織表、歴史年表、学級目標、かけざん九九表など)
(2)児童の作品は教室中部に 児童が椅子にのって手が届く位置
(例:習字、図工作品など)
(3)日常の児童活動に関するものは教室壁下部に すぐに児童の手の届く位置
(例:各係の掲示物、点検表、家庭学習調べ、日常の係活動)
4 主な掲示物(チェック表)
□学校の教育目標、□学級目標、□週時間割、□日課表、□係活動、□掃除当番表、□避難経路図
□自己紹介カード(個人目標)、□給食献立表、□生活目標、□朝の会・帰りの会の内容、□日直の仕事内容、 □観察記録ノート(表)、□学校だより、□学級通信、□各種点検表、□児童の作品、□写真(活動記録)、
□授業記録(振り返りが必要なもの) □日本地図・世界地図
*掲示活動は、年間を通して学校行事や年中行事などと考え合わせて計画しておくと効果的です。また、1年中同じではなく動的でなければなりません。教室に入った瞬間に担任の力量が分かります。
授業展開において掲示物の果たす役割は大きいものです。それは①理解を促すための教具として扱われたり、②学習に主体的に取り組むための手段として扱われるからです。そこで気を付けなければならないことは“美的感覚”です。
2 望ましい人間関係をはぐくむ(やる気が出る掲示)
学級経営の一つの柱として、子どもたちの人間関係の醸成を取り上げる場合、掲示教育は大きな役割を果たします。掲示物を使って子どもたちに競争させたり、励まし合わせたりする方法はよく使われます。班毎に漢字の書き取りテストの合計点をグラフにして競わせたり、目標が達成するとシールを貼っていくというような掲示物は、どの学級でも行われている方法です。ただし、この方法は競争だけにとらわれるようではいけません。あくまで励まし、助け合いが掲示の目的になっていなければなりません。
3 掲示物の位置は、視線の高さに注意する。
(1)常掲のものは教室壁面上部に 児童が椅子にのっても手の届かない位置
(例:学校の目標、地図、学級組織表、歴史年表、学級目標、かけざん九九表など)
(2)児童の作品は教室中部に 児童が椅子にのって手が届く位置
(例:習字、図工作品など)
(3)日常の児童活動に関するものは教室壁下部に すぐに児童の手の届く位置
(例:各係の掲示物、点検表、家庭学習調べ、日常の係活動)
4 主な掲示物(チェック表)
□学校の教育目標、□学級目標、□週時間割、□日課表、□係活動、□掃除当番表、□避難経路図
□自己紹介カード(個人目標)、□給食献立表、□生活目標、□朝の会・帰りの会の内容、□日直の仕事内容、 □観察記録ノート(表)、□学校だより、□学級通信、□各種点検表、□児童の作品、□写真(活動記録)、
□授業記録(振り返りが必要なもの) □日本地図・世界地図
*掲示活動は、年間を通して学校行事や年中行事などと考え合わせて計画しておくと効果的です。また、1年中同じではなく動的でなければなりません。教室に入った瞬間に担任の力量が分かります。
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