人の間をすり抜けるようにして歩道を猛スピードで走っていく自転車があります。レンタサイクルがブームになっていますが、今、自転車運転のモラルが問われています。
自転車に乗っていた子どもが軽い接触事故を起こして人にケガをさせると「学校の自転車指導に問題がある」と文句をいう親がいます。でも、これは間違いです。ルールを教えるのは学校かもしれませんが、その土台になっている「弱い人を守る」という気持ちを教えるのは親です。親が子どもにその気持ちを教えていなければ、いくら交通ルールを教えても事故は防げません。ルールを守らなければ、“走る凶器”になるという気持ちを育てるのは親しかいません。
自転車の乗り方だけでなく、おりにふれて子どもを諭し、弱い人を守ろうという気持ちを育てていく必要があります。お年寄りが横断歩道を渡ろうとしているとき、赤ちゃんを抱いたお母さんを見かけたとき、保育園児が遊んでいるとき、いろいろな場面で子どもに伝えられます。しかし、どんな場面でも必ずこうしなければならないというルールはありません。だからいくらルールを教えても優しさは育たないのです。「いじめ」が無くならない原因でもあります。
👀「鬼滅の刃」鬼殺隊の柱の一人“炎のように熱く燃える男”煉獄杏寿郎は、子どもの頃、母親から「強い者は、弱い者を助けるのです。」と教わったそうです。
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