2021年11月2日火曜日

花だより 子どもは教わった通りにしかできない  椎茸 ヨメナ

 

~公開研究会に参加して~
 “子どもは教わった通りにしかできない”
 指導案にはとても立派なことが書かれてあっても、いざ授業となると「あれ???」と思うことがあります。
 「研究主題」、「求める子ども像」、「仮説」、「研究内容」と書いてあることはとても立派なことばかり。“本当にできるの?”と疑問に思ったりもします。
 「単元のねらい」、(児童の実態)、「単元の目標」、「評価基準」、「指導計画」、「本時の展開」と続きます。この通りできれば間違いなく子どもたちは力がつくと思うのですが、ところがどっこい?参観後にため息をつくことがしばしばあります。
 そのベースである話し方、聞き方など学級経営や学習訓練ができていないからです。「児童の実態」に「素直で明るい子どもたち…。」と書いてあるとガッカリします。そんなことを書く欄ではありません。「児童の実態」がない指導案すらあります。こんな授業をしたいと思ったら、まず子どもを育てることです。
 子どもたちになぜ自己評価をさせるのでしょうか? 「こんなことがわかった。」「こんなところが楽しかった。」それが本時のねらいに則していればよいのですが、ねらいとまったくかけ離れた感想が書かれてあれば、それは授業に問題があったと思い、授業改善を図ることです。「子どもたちが楽しそうにしていた。」だからよい授業ではありません。学力向上には教師の資質向上が不可欠です。教師は、授業で勝負すべきです。


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