2021年11月20日土曜日

花だより 干支の始まり ヒマラヤスギ

 

 こども園の発表会で5歳児さんが「干支のはじまり」という劇をします。「園長先生、子、丑、寅、…て全部言える?私ね、全部言えるよ、劇の練習でやっているから…。」
< 干支(えと) >は、十干と十二支を組み合わせたものが本来の「干支」
 十干の最初の「甲」と十二支の最初の「子」の組み合わせ「甲子(きのえね)」から始まり、「乙丑」「丙寅」「辛卯」・・・と続き、「癸亥(みずのとい)」まで組み合わせは60通りあります。干支がひとまわりして同じ干支が巡ってくることを「還暦」(60歳)といいます。
「園長先生は、還暦を過ぎているんだよ。」と言うと「もう一回りするまでがんばったら?」と言われました。
 書の世界では、年月日を記すときは「年号(令和3年)」ではなく、例えば「甲午年」のように干支で書きます。歴史で習った「壬申の乱」「戊辰戦争」「辛亥革命」など、歴史上の大事件の呼び方にも干支が使われています。おなじみ「阪神甲子園球場」の名称も竣工した1924年(大正13年)の「甲子(きのえね)」から来ています。
 さらに干支による性格診断もあります。「ねずみ年」の性格は、細かいところに気づき、正直で勤勉。「いのしし年」は、正直で小心、遠慮がちで涙もろく、人情に厚いそうです。
 このように干支は、日本人の生活に密接にかかわっています。

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