2021年11月28日日曜日

花だより ジャイアント馬場と大谷翔平 チャ

 

 ジャイアント馬場と大谷翔平
 子どもの頃のヒーローは、プロレスラーのジャイアント馬場だった。
 これまでのオリンピックを見ても、日本人はスピードとテクニックで対抗するのだが、外国人の体格とパワーには敵わなかった。唯一、1964年前回の東京オリンピックで女子バレーボールチームが当時のソビエト(圧倒的な体格差のある)を破って金メダルを獲得した。このときのテレビは最高視聴率で「東洋の魔女」として称賛された。
 プロレスも当時は高い視聴率だった。外国人の悪役レスラーに序盤はコテンパンにやられるのだが、最後逆転の技でスリーカウントを取ると観客は大盛り上がりする。ところがジャイアント馬場は違った。2mを超える身長は、外国人レスラーより大きい、動きは遅いが、パワーでは負けない。最後は16文キックで相手をノックアウトさせる。これが痛快だった。
 メジャーに挑戦した野球選手はたくさんいる。イチロー選手が代表である。スピードとずば抜けたバットコントロール、そして守備力でMVPを獲得した。しかし、大谷翔平選手の体格は、メジャーリーガーの中でも引けを取らないどころか大きい方だ。松井秀喜選手でさえ、ホームランはシーズン30数本が最高だったが、今年の大谷選手は、40本を超えホームランキングを争ったのだ。そして、ただの二刀流ではない。投げては160キロを超え、変化球の切れもいい。メジャーリーガー相手に三振の山を築く、おまけに1番バッターで出塁すると盗塁までする。パワーとスピードを兼ね備えているのだからすごい!さらに、日本人だからとアメリカ人から嫌われているどころかファンが多いという。彼の人間性によるものだ。正に漫画の主人公のようなヒーローが大谷翔平選手である。


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