≪文化的行事(学芸会)の計画と運営について≫
その内容は、平素の学習活動の成果を発表し、その向上の意欲を一層高めたり、文化や芸術に親しんだりするような活動を行うものである。(学習指導要領)
文化的行事の大きな特質は各教科、領域の学習活動を総合的に展開・発展させることを目的としていることにある。行事が年間計画の中に設定されているから行うのではなく、実施することにより、子どもがそれをやり遂げた充実感を味わい、その活動から得たものをその後の学習や生活へと生かしていくきっかけとさせることが大切である。そのためには、行事との関連を持つ教科、領域の年間計画を見通し、意図的、計画的に指導していくことが必要である。
【留意点】
○子どもの発表意欲を喚起し尊重し、自主的活動を十分に認めながら活動を展開したり、必要に応じて児童会活動などの組織を生かす自主的な運営を行う。
○学級、学年、あるいは全校が一つの目標に向かって参加し、行事をつくり上げるという意識を持たせる。
○練習やその他の準備の時間的配分に十分留意し、児童生徒に過度な負担がかからないようにする。
重要なことは、これらの行事を通じて、子どもたちに何を学ばせたいのかを問い続けることです。何のためにその行事をするかを明らかにすることです。
吹奏楽部と晴れの舞台(吹奏楽部が人気な理由?)
中学校や高校の吹奏楽部では、指導者(指揮者)が曲を決め、楽譜を基に指揮者の指示に従い、正しい音が出るように練習を繰り返し、演奏する。どこに創造性や豊かな表現力があるのかと疑問に思ったことがありました。しかし、厳しい練習を積んでコンサートやコンクールに臨むとき、それを経験した者しか味わえない達成感や充実感、音楽の素晴らしさを感じるといいます。そうした経験者が音楽教師に多くなっています。
俳優さんは、テレビより映画、映画より舞台だと言います。歌手もライブが一番だといいます。舞台に上がるとは、特別な何かがあるようです。舞台の魅力は、構成、脚本、美術、音楽、衣装、メイク、照明など、総合芸術であり、観客との一体感、拍手、声援を浴びた時の達成感と高揚感、そして、一発勝負の緊張感があるからでしょう。
勉強ばかりの学校ならつまらない
学芸会は、春の運動会と違って、秋(10~11月)に行われるので、学級経営の集大成を発表する絶好の場でもあります。教師のアイディア、企画力、構成力、指導力が一番試される行事です。これほどやりがいのあるものはありません。舞台でいきいきと表現することで子どもたちが達成感や充実感を感じるのは、観客の大きな拍手です。担任は、まさに吹奏楽の指導者(指揮者)に似ています。学芸会のねらいを端的に言うなら「感動する」ことです。一つの目標に向かって、協力して行事をつくり上げるという意識を持たせること、そして、達成した喜びを感じさせることです。どんな学芸会になるか、そのカギは、教師の力量(プロデュース)にかかってきます。
学芸会は、春の運動会と違って、秋(10~11月)に行われるので、学級経営の集大成を発表する絶好の場でもあります。教師のアイディア、企画力、構成力、指導力が一番試される行事です。これほどやりがいのあるものはありません。舞台でいきいきと表現することで子どもたちが達成感や充実感を感じるのは、観客の大きな拍手です。担任は、まさに吹奏楽の指導者(指揮者)に似ています。学芸会のねらいを端的に言うなら「感動する」ことです。一つの目標に向かって、協力して行事をつくり上げるという意識を持たせること、そして、達成した喜びを感じさせることです。どんな学芸会になるか、そのカギは、教師の力量(プロデュース)にかかってきます。
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