2022年6月16日木曜日

花だより ストレスに打ち勝つ強い心 ヤマボウシ

 

  “子どもにもストレスはある”
  ~ストレスに打ち勝つ強い心~
 ストレスが溜まると心身にいろいろな「異常」も現れます。生きるとはストレスと戦うことですが、戦う力は「心の強さ」です。心の弱い子は、ちょっとしたストレスにも悲鳴を上げてしまいます。「がまん」できる子は、このストレスと戦う力を持っています。
 ストレスは人の心を強くするのに必要なものです。暑さ寒さもストレスです。がまんすることです。がまんすることはストレス耐性を強くし、心を強くしてくれます。
 「がまん」というのは、たとえて言えば輪ゴムの延びる力のようなものです。輪ゴムを引っ張る力がストレスで、延びていくことががまんすることです。でも、いつか限界がやってきます。輪ゴムはプツンと切れてしまいます。その状態が「うつ」とか「心身症」などです。
 心の強い子というのは、この引っ張られる力に耐えられる子なのです。しかし、「がまんしなさい」とか「がんばれ」と口で言うだけではダメです。根性論だけでは乗り切れません。
 「高校を卒業して就職した生徒の約3割は、一年で辞めて他の職に就く。」と進路指導の先生が言っていました。小さいころから、何でも買い与えたり、転ばぬ先に杖で、親が何でもやってやると強い心は育ちません。

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