2022年6月18日土曜日

花だより 親が謝る姿を見せる スイレン

~「叱られる側」の子どもの立場~
 しつけは大切ですが、“しつけなくては”という気持ちから、つい叩いてしまい、その行為に歯止めがきかなくなってしまう場合もあります。子育てのイライラやストレスが、子どもへの愛情を忘れさせ、叱るという行動にすりかわっていることがあります。
 上手なしかり方のヒントは、「叱られる側」の子どもの立場にもなって考えることです。 
 子どもの心や身体を傷つけるような叱り方は、教育的な効果がないばかりでなく、児童虐待につながる可能性もあります。また、「自分の子だけ良ければいい」という考え方(自子主義・モンスターペアレント)が増えています。
 学校の窓ガラスを割った子の親が、学校に対して「石が当たったくらいで割れるガラスを使っているのが悪い。近くにそんな石が転がっているのが悪い。」と言ってくる事例もあります。
🤔私が3年生の時。近所の家の窓ガラスを割ったことがありました。何をして割ったかもう覚えていませんが、母に連れられてあやまりに行きました。母は何度も何度も頭を下げていました。その後、じいちゃんが、物置にあったガラス板とガラス切りを持って、その家にガラスを入れに行きました。そのときも連れて行かれ、じいちゃんに「ヨシミツ、もう一度ちゃんとあやまりなさい。」と言われました。また二人で何度も何度も頭を下げてあやまりました。子ども心に、親のあやまる姿を見て“大変なことをしたな!悪いことをしたら、こうやってあやまるものなんだ。”と思いました。その後で、ばあちゃんが夕飯用に作った煮物をその家に持って行きました。最後は、夕方帰ってきた父から、痛いゲンコツをもらいました。私は、この1件しか覚えていませんが、母は「何回、ヨシミツを連れてあやまりに行ったもんかねぇ~。」と言っています。子どものやったことは親の責任、あやまるのは親の役目なのです。

0 件のコメント:

コメントを投稿