2022年6月26日日曜日

花だより 教育実習生の授業 ノハラアザミ

 

 授業が成立するための最低条件
 教育実習生が授業をしました。何回も何回も指導案を書き直したそうです。教育実習生を受け入れる学級担任は、力のある教員を当てます。学級も落ち着いていて、学習のルールがきちんと身についているため、実習生でもそれなりに授業は成立します。授業反省では、先輩教師から、多くの助言がありました。私からは、「今日の授業が何とかできたのは、学級担任の4月からの学級経営がベースにあることを理解すること」と伝えました。
 ルール以前の躾(しつけ)が大事 
 書写の時間に数枚の半紙に字を書いたからといって、うまくなるものではありません。
 始まりの挨拶、きれいな黒板、書写の道具の準備、手の挙げ方、正しい姿勢、後片付けの丁寧さなど、「書道」と言われるだけあって、所作とか作法を身に付けることが基本です。それができると、自ずと丁寧な美しい字を書くことができます。ルールやしつけは、授業成立の第一条件です。
《学習のしつけ》  
 当たり前のことが当たり前にできること、指導が一貫していることが大事です。
1 遊び時間と、授業時間のけじめをつけること
2 指示されたこと、決まっている学習用具を忘れないこと
3 必要な学習用具が正しい置き方で机の上に用意されていること
4 教師の話や友だちの発言を終わりまでよく聞くこと
5 指名による発言と自由発言とを区別すること
6 発言は大きな声で、みんなに聞こえるように話すこと
7 友だちのまちがった発言や失敗を笑わないこと
8 友だちを押しのけるような自分勝手な行動を押さえること
9 仕事はすべて終わりまでやり通すこと
10 何事も順番を守って行動すること
11 いつも学習姿勢をくずさないようにすること
  最近、こうした「しつけ」がきちんとされていないように思います。
訓子府のジャガイモ畑(6月)




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