2022年6月22日水曜日

花だより 読解力指導の課題 エゾキスゲ

 


 読解力指導の課題
 従来、国語教育において、文学的文章や説明的文章を読み取る「読解指導」は非常に熱心に行われてきました。主人公の気持ちの読み取りやどういうことが述べられているか、正しく理解することに重点が置かれていました。テストの記述問題でも、子どもに自由に書かせるものは少なく、正解を求める問題が主流でした。
 書かれている事柄を正しく理解する力は確かに必要ですが、社会は大きく変わり、日本も国際社会を生き抜くために、議論を重ねて新しいものを生み出したり、論理的に相手を説得したりする必要が出てくると、学習指導要領においても「自分の意見を適切に述べる力」が求められるようになりました。このような課題に対して、①文章を正しく理解した上で、②それを根拠にして、③自分独自の解釈を述べる力が、これからの社会を生きていく上で必要になると考えられるようになりました。そして、この読解力は、国語の指導のみならず、学校の教育活動全体を通じ、「考える力」を中心にして、「読む力」「書く力」を総合的に高めていくことが重要であるとされました。
 そして、始まったのが全国学力・学習状況調査ですが、北海道の状況は芳しくありません。旧態依然とした授業の展開が原因ではなく、どっちつかずの中途半端な授業が展開されているような気がします。

   小麦の値段が上がっています。日本人は、もっとお米を食べましょう。

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