少子高齢化問題は待ったなしの状況です。岸田首相は「異次元の少子化対策」を打ち出しました。これを受けて、児童手当を中心とした経済的支援の拡充、幼児教育や保育サービスの充実など、具体策のたたき台を3月末をめどにまとめる方針です。
結構な話ですが、子育ては、長い日本の歴史の中で培ってきた文化でもあります。育児休暇の男性の取得率は、上がってきているとはいえ、まだまだ諸外国から比べると低いままで、育児は女性がするものという考えは、そう簡単に変わらないでしょう。
うちのこども園は、小さな町の一つだけの町立の幼児施設です。
就園率は、0歳児が50%、1歳児、2歳児は約80%、3歳児以上は100%です。今後、異次元の対策が講じられ、母親の就労が促進され、子育ては社会で担うとなれば、0歳から2歳児までの乳幼児の就園率が上がることになります。そうなるとさらに人手と施設(環境)が必要になります。
0歳から、朝8時から夕方18時まで預けられ(土曜日も含め)、小学校に入学すると、放課後は、児童館で過ごす子が多くいます。家に居るのは夕飯と入浴、家族団らんの時間はわずかです。たまの休みは、「どうしても子どもを甘やかしてしまう」と言います。
乳幼児期の子育ては、これで本当にいいのかと思うときがあります。でも、そうしなければ人口減少を止めることができない。そういう時代なのです。 車は電動に、支払いは現金からキャッシュレスになり、世の中急速に大きく変わりつつあります。
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