2023年1月29日日曜日

花だより 平安時代の一年は現代の一日 ハナアナナス







  ビデオを2倍速で見るタイパ(タイムパフォーマンス)という言葉を覚えました。現代と平安時代を比べると、平安時代の1年が現代の1日に相当するそうです。信じがたい話ですが、平安時代に京の都から、九州の豪族に手紙を書き、その返事が来るまで1か月、2か月、それ以上かかっていたかもしれません。ところが今は、メールでやり取りすると何秒かで済んでしまいます。強ち大げさな話ではありません。
 小学校教育は、卒業して10年後の社会を見据えた教育です。中学校は5年後、高校は即戦力になる教育が求められます。今、こども園に通う園児が大人になるのは、15年から20年後です。このスピードで進化するとどんな社会になっているのか想像がつきません。自分が幼稚園に通っていたときは、家にテレビもなかったのですから…。昭和の1年は、今の時代では、一か月くらいでしょうか?
 世の中のスピードが上がると、学校教育に求められることがどんどん増えていきます。先生方の負担も増えます。そこで生まれたのが「ゆとり教育」でした。ところが学力低下を招いたとして批判され失敗に終わりました。しかし、考え直す時期に来ているのではないでしょうか?

 
 



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