町の幼小中高親睦交流懇話会が開催されました。他の学校から、コドモン(園務支援システム)のことについて知りたいと事前に要望があったのでタブレットを持って参加しました。
保護者アンケートで、「小・中学校、児童センターもコドモンのようなシステムを導入してほしい。」という意見があったことを伝えると、高校の教頭先生から「高校でも出欠をこれでやると便利でいいなあ。」と口にすると、中学校の教頭先生が「中学校では、親に成りすまして欠席連絡をする生徒が出てくるのではないかと心配する声があります。高校生なら、尚更ではないですか。」と言うと「いや、メールだと証拠として残るし、後で確認することができる。また、なりすましなど、そうしたモラルのことは別に指導すべきことです。」と話されました。
いじめが問題になると学校に「いじめ対策」が求められました。また、SNS上での誹謗中傷が横行すると、スマホは持たせない。という強硬手段に出たところもあります。しかし、これは全て対処療法です。人に迷惑をかけない。公共心、公徳心、モラルや道徳心、倫理観を学ぶのが、学校では道徳の時間です。そして、社会生活のルールを教えるのは、親の務めでもあります。道徳の時間だけでなく、学問の究極は、人としての生き方、哲学にあるといいます。
GIGAスクール構想が出ると従来の対面型の授業を否定するものではないのにもかかわらず、現場で反対する人たちがいました。メールによる保護者とのやり取りもベテランの先生には、面倒くささを感じることでしょう。メリット、デメリットは必ずあります。ただ、言えることは、今の子どもたちが、大人になるころには、どんな社会になっているか、このままのスピードで進化するとしたら、今のわたしたちには創造もできないほど、ICT化が進んでいるのは間違いありません。
私たち(年寄)にできることは「不易と流行」、流行を取り入れながら、不易(道徳)をしっかり教えることだと思います。
「江戸しぐさ」というのがあって、「傘かしげ」のように、思いやりの心を持って、みんなが仲良く、共に生きるために争いごとを少なくし、人に対する言葉遣いやしぐさにも気を配るというものです。こうした文化を日本人は、江戸時代に持っていました。「令和しぐさ」を身につける必要があります。
0 件のコメント:
コメントを投稿