ペチュニアは雨に弱いので、花壇よりはベランダなどのガーデニングに向いている花といわれています。また、花殻摘みを毎日しなければならなく、手間のかかる花ですが、それがまた楽しみなのです。今年もこども園の玄関にプランターに植えられたペチュニアが順調に育っています。
花殻を摘んでいると女の子が「園長先生、せっかく咲いている花、取ったらかわいそう!」と言いました。なるほど、そう思うのは当然です。ところがこの時期は、花のつぼみをたくさん付けてやることが大事なのです。花が咲いて、実になり、種になると、花はその役目を果たしたと思い、つぼみをつくるのを止めてしまうからです。「まだまだ、あなたは働きなさい」とはっぱをかけている状態です。何か自分に言われているかのようです。
昨年、視察に来た方から、「玄関に花があるのはいいですね。うちの町でも街頭で花を育てていますが、結構大変なんですよね。」ときれいに咲いている花を見て褒めてくれました。 朝、親子での登園、「今日もきれいねえ~。」と玄関を入っていくとうれしくなります。
亡くなった母は、玄関に花を生けていました。玄関は、その家の顔です。日テレ(名古屋テレビ制作)の「オモウマい店」では、「店先に花のある食堂は、美味くて繁盛店が多い。」と紹介していました。
「花は、自分がきれいだとは思っていない。それを見て、きれいだと感じる あなたの心がきれいなのです。」と鎌倉のお寺の境内に書かれてありました。
花を育てるのは、毎日毎日、手間暇のかかることです。きれいに咲いていても摘んでやるのも、あるときは必要です。水もやればいいというものでもありません。花も過保護にするのはよくないのです。何か子育てに似ている気がします。
外科医は「鬼の手、仏の心」を持つことが必要だといいます。教師も同じです。
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