授業が成立するための最低条件 ルール以前の躾(しつけ)が大事
書写の時間に数枚の半紙に字を書いたからといって、うまくなるものではありません。それよりも所作や作法を身に付けることが大事なのです。
始まりの挨拶、きれいな黒板、書写の道具の準備、手の挙げ方、正しい姿勢、後片付けの丁寧さ、「書道」と言われるだけあって、所作とか作法を身に付けることが基本です。それができると、自ずと「話し方・聞き方」のルールも身に付き、丁寧な字を書くことができます。しかし、学習のルールを身に付けることが研修の目的ではありません。ルールやしつけは、授業成立の第一条件です。この学習ルールが徹底されていないように思います。
《学習のしつけ》
当たり前のことが当たり前にできること 指導が一貫していること
1 遊び時間と、授業時間のけじめをつけること
2 指示されたこと、決まっている学習用具を忘れないこと
3 必要な学習用具が正しい置き方で机の上に用意されていること
4 教師の話や友だちの発言を終わりまでよく聞くこと
5 指名による発言と自由発言とを区別すること
6 発言は大きな声で、みんなに聞こえるように話すこと
7 友だちのまちがった発言や失敗を笑わないこと
8 友だちを押しのけるような自分勝手な行動はしないこと
9 仕事はすべて終わりまでやり通すこと
10 何事も順番を守って行動すること
11 いつも学習姿勢をくずさないようにすること
*基本的なことが身についていれば、タブレットやネットの使い方も自ずとできるはずです。
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