2023年7月26日水曜日

花だより 研究大会(分科会の助言者) ヤマユリ

 

 研究大会(分科会の助言者) 
 助言者を頼まれることが何度かありました。若いときは生意気で好きなことを言っていました。「本時のねらいとちょっと違うんじゃないですか?」と言ってしまったことがありました。  
 その授業者は、その後、教育局の指導監になり、東京農大教育学部の教授にもなりました。今でもその先輩に会うとその時のことを言われます。若気の至りです。
 美幌田中小学校(既に廃校になっています。美幌の自衛隊から東藻琴に行く途中にあった当時は児童数30数名の小規模へき地校)に27歳から32歳まで6年間勤めました。その間、年に2回指導主事訪問(学校教育指導)があって、その度授業を公開して、指導助言を受けました。へき複の研究大会の特設授業も3回行いました。
 研究大会では、生意気盛りで指導書通りにやるのがイヤで、定型の“わたり”“ずらし”も素直にやらず、いつも突飛な授業をしては、参観した先生方から批判を浴びて落ち込んでいました。
 当時の指導主事から「教師は教えるプロだから、授業で勝負できる教師になりなさい。単元のねらい、児童の実態から本時の目標を設定し、その目標を達成するために、どんな教材を用意するか、発問は?板書は(計画)?そして、その結果は?授業後の研究協議できちんと主張する。結果に対して言い訳をしない。助言者や偉い人が言ったから、その通りとは限らない。信念や自信がないと授業はできないですよ。」こう言われたことを思い出します。
 今は、生意気な授業をする先生は少なくなりました。授業反省で厳しく批判する先生も少なくなりました。助言を頼まれたら、好きなこと言ってもいいのなら、やることにしていました。
 

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