2023年7月14日金曜日

花だより 子どもの身体や行動に現れるサインを見逃さない ノゲシ カライトソウ

 


  子どもはSOSがうまく言えない
 とても元気で明るい女子が急に頭痛や腹痛を理由に学校を休みようになりました。担任は、何らかの原因で不登校になったのではないか、学級内で「いじめ」があるのではないかと心配しました。すると半年たって、急に元気になり、登校し始めたのです。理由は、夫婦不和でした。母親は離婚を決意し、娘と二人で生きていくことを決めてからは、女子の体調は元に戻ったのです。
 いじめや不登校につながる悩みなど、子どもが心の問題を抱えたとき、それは、しばしば身体的なサインとなって現れます。腹痛・吐き気・下痢・食欲不振・めまい・頭痛・発熱といった症状や過食・拒食・不眠・ヒステリーといった行動などさまざまサインがあります。サインに気づいたら、病気だと心配するだけでなく、心の問題が背景にないか考えてみることが大切です。「気のせいだ」「わがまま」「ズル休み」というような言葉で片づけず、様子をよく見て、話をよく聞き、理解しようとする姿勢が大事です。
        ***子どもの身体や行動に現れるサインを見逃さない***

0 件のコメント:

コメントを投稿