ゆとり教育は失敗だったのか?
本当のゆとりとは? 「学校で勉強して、帰ってきたら塾へ行き、お母さんからは毎日のように『勉強したの?』と言われ、遊ぶ暇もありゃしない。これも一流大学に入るため、一流会社に就職するため。それより子どもにもっとゆとりを・・・。」とはじまった教育改革と理解されているようです?
教育改革の重点の一つに、~ゆとりある教育活動を展開する中で、基礎・基本の確実な定着を図り、個性を生かす教育を充実させる。~とあります。どうもこの「ゆとり」の解釈が間違っていたように思います。確かに教科書の内容は易しくなりました。その分、基礎的基本的な内容を確実に身につけることが求められています。端的に言えば、これまでテストで80点くらいとっていればよかったものが、今は100点でなければならないということです。しかし、100点をとるのは簡単なことではありません。
先進国の中で、家庭学習の時間が一番短いのが日本の子どもという結果が出ています。「学力低下で日本は滅びる」と主張する人もいます。だからと言って「1日4~5時間も勉強しなさい。」というのではありません。
担任の先生から夏休みの課題が出ます。自分では、1日の生活表の中で、午前中の1~2時間は勉強時間に当てなければなりません。お父さんの仕事が○○なら、子どもの仕事は勉強です。「よく遊び、よく学べ」です。
「勉強しなさい」と言ってもしないものが、言わなかったら全くしません。小学校のときに、家庭学習の習慣が身に付いていない子は、中学校に行っても勉強はしません。「勉強しなさい!」と強く言えるのは小学校までです。中学・高校になってから言うと大変なことになります。
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