第4回「KODOMO俳句大賞」が3月30日(春分の日)に読売新聞に掲載
【大賞作品】「くさもきもすずしくなあれみずてっぽう」
「草も木も涼しくなあれ水鉄砲」ではなく、すべてひらがなというところに、作者は小学校1年生かな?と思わせます。
~「すずしくなるよ」ではなく、「すずしくなあれ」と積極的に自然にかかわっていく表現に勢いがある。そこが秀句かそうでないかを決める。なぜ5・7・5なのか、大昔の人が神様にお祈りをするとき、普段と違う不思議なリズムで言えば言葉に力が宿り、願いが届くと考えたと言われています。大賞のこの句は、神様にお願いしているような、俳句や短歌と呼ばれる昔の呪文に近い言葉で作ってくれたところが、すごく良かったところです。~
とは選者の講評です。
テレビ番組「プレバト」で俳句ブームに火が付きました。リズム感のある短い文で表現し、読み手に情景や心情を想像させる。日本人的感性の日本独特の文学です。
今と昔(昭和)の流行歌の歌詞の違いは、言葉の数だそうです。今の歌詞は、昔の1.5倍に増えています。昔は直接表現は避け、行間にある情感を想像させていました。確かに名曲として歌い継がれている曲を、今に改めて聞くと、そうだったのかと思うことがあります。
そこで一句、卒園式の子どもを見て詠んでみました。
そこで一句、卒園式の子どもを見て詠んでみました。
「卒園の初ワンピースすそ揺らす」
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