2024年3月2日土曜日

花だより 隠し事は一切しない 透明性 タチツボスミレ

 

 読売新聞の一面「学校事故の7割は未報告!」学校で起きた事故のほとんどが学校→地教委→道教委→文科省に報告されていない。
 過日、札幌のいじめ事件で報告書の黒塗りの一部が開示されました。宮城野部屋の暴力事件で元横綱白鵬が相撲協会への報告を怠ったことなど、弟子への監督不行き届きで処分されました。また、パーティー券の裏金問題が国会で問題になり、政治倫理審査会が開催されることになりました。報告しないのは、政治家だけではないのです。
 日大のアメフト部の大麻事件では、「上の人が、何とかしてくれる。もみ消してくれる。」と思っていたそうです。「昔の相撲界では、暴力は当たり前だったが、今は時代が違う。」と相撲解説者が言っていました。
 学校が報告しないのは、加害者の子どもや職員を守る保身のためだと疑われています。また何が真実だか、わからないこともあります。特に「いじめ」は、複雑でよくわからないことが多いのです。
 昔は、子どもが万引きをしたら、店側から学校に連絡があって、「先生から、厳しく指導してくれたら、警察には届けませんから…」と言われました。ところが今は、すぐに警察に通報されます。不祥事を起こした先生がいたら、校長が指導して、「今回は不問にするが、次から気をつけなさい。」と言う場合もありました。
 政治倫理審査会に岸田首相が出席して公開で開催されました。全てのことに透明性が求められるようになりました。今はそういう時代です。
 ところが、NHK9時のニュースのトップは「大谷選手の結婚」でした。国民の関心は、政治より大谷選手なのです。それだけ大谷はすごい選手だ!ということなのですが、ちょっと複雑な心境です。

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