2024年3月10日日曜日

花だより 保護者への電話 辛夷(こぶし)

 

 
 保護者へのトラブル含みの電話連絡を自宅に帰ってからしようとした若い保育士に、副園長が引き留めて言いました。「ここで電話してから帰りなさい。何かあったら(揉めたら)すぐに電話を代わるから。」
 不思議なことに、こう言ってあげると電話は代わることはなく、揉めることもありませんでした。何かあっても副園長の後ろ盾があると思うと、落ち着いて保護者に対応することができたのです。もし、自宅で一人電話をかけていたらどうなっていたかわかりません。 
 保護者対応の難しさは、それぞれの立場や考え、気持ちがあるという点です。相手の気持ちに寄り添い、意見を受け止めて、丁寧な対応に心がけることが、保護者対応のコツです。しかし、若い先生は経験が浅く、保護者対応に悩むものです。そんなときは、先輩保育士に相談し、共有することです。どの保育士に相談しても同じ対応をされるとなれば、保護者も納得するはずです。大切なのは「心のこもった対応」です。

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