2024年6月28日金曜日

花だより 今はリモート授業は当たり前に ホタルブクロ

 


 今はリモート授業は当たり前に
 コロナの流行以来、GIGAスクール構想で家庭のパソコンやタブレットを活用できる環境が整い、家で遠隔(リモート)授業が受けられるようになると、学校は、悪天候や感染症対策のために臨休や学年・学級閉鎖を簡単にするようになりました。
 しかし、リモート授業で欠かせないのは、教員と子ども、子ども同士のつながりをしっかり保つことです。互いにつながっていれば、多くの子どもは一人で前に進むことができる。自宅でも学べるように学習目的を明確にし、子どもの意欲的を高めてほしい。
 ただリモート授業の限界も見えてきました。教室と違って画面越しではすべての子どもに目配りができない。学習意欲の低い子は置いていかれてしまうリスクがある。休校中に生活リズムが崩れ、ストレスで心身の健康を害する子どももいる。
 特に小学校低学年は、年齢的に遠隔授業だけでは学習は成立しません。体を動かし、実物を見て、触って感じるという体験が不可欠です。動植物の画像を見ても、生き物とは何かという概念は蓄積できません。算数を学ぶ時も、おはじきを数えるという動作を伴ってこそ理解が進みます。子どもは体験を通して学ぶのです。
 可能な限り対面授業を続けてほしいものです。同時に授業時数が足りなければ遠隔授業で補えるように準備しておくことが必要です。これからは対面と遠隔とのバランスが何より大切だとおもいます。

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