子どもの社会ではトラブルはつきものです。問題行動を起こす子どもの99%は家庭に問題があります。しかし、家庭のせいにしてはならないのです。いろいろな家庭事情の子が集まっているのが学級です。それをどう解決したり、指導したりするか、そこに教えるプロとしての力量が問われます。
しかし、一人一人の家庭の中にまで立ち入って解決することなどできません。教師一人の力なんてたかがしれています。それより、大きくゆったりと構え、夢や希望を語っていればいいのです。それくらいの気持ち余裕が必要です。
教師の暗い表情は禁物! それが子どもに安心感を与えます。
教師の指導だけで子どもが変わると思ったら大きな間違いです。自分の子どもの頃のことを振り返ってみて下さい。いちいち先生に言われて行動していたでしょうか?
ただし、教師の配慮に欠けた言葉で、子どもや親から反感をかったり、不信感を招くことがありますから、気をつけなければなりません。
道徳は週に1時間です。カリキュラムに生徒指導の時間はありません。学校の9割は教科指導です。“教師は授業で勝負する”とは、生徒指導も含め、学級づくりは授業を通じて行うということです。何でも話せる雰囲気、一人一人が大切にされる授業、人の話をきちんと聞く姿勢など、授業を通して培われるものです。どうか毎日の一時間一時間の授業を大切にしてください。
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