~平成19年度の作品~
【平成19年度 斜里町立朝日小学校 学校便りから】
《2学期制導入に向けて》 12月の町「広報」で全町に知らされます。
学校便りでも一度説明しましたが、全校参観日に担任から改めて説明があります。
ウトロ小中学校が既に2学期制を試行しています。それを受けて20年度から全町で2学期制が行われます。全国・全道・管内でも2学期制に移行する市町村が増えています。(学校単位ではなく市町村単位で行われます。また高校のほとんどは2学期制です。学期については、教育委員会の管理規則に決められています。学校独自で決められるものではありません。)
==2学期制実施の意図==
小学校や中学校ににおける2学期制の実施には、次の様な意図がある。
□2002年度から段階的に実施された「学習指導要領」では、5、6時間授業が増えて、「児童会」・ 「生徒会」活動や放課後活動にゆとりがなくなったが、各学期が100日程の長い授業日数となる2学期制によって、年間を通したゆとりを生み出す事ができる。
□以前の学習指導要領及び学校6日制時代に実施していた「学校行事」が、ほぼ同様に計画・実施されていて窮屈な事から、その見直しや検討を図る。
□「通知表」の発行を2回にする事により、「学習」(評価)期間が100日程になって「絶対評価」の意義が活かされる。
□40日程に減った3学期では絶対評価の意義が薄い。「教科」によっては少ない授業時数であるにも拘らず無理に評価しなければならない弊害が生じている。
□1つの学期がなくなる事で、「始業式」と「終業式」が減ったり、当日の時数カットがなくなる事や、評価週間が1回減る事で、年間の授業時数を増やす事ができる。
□評価業務のなくなった7月と12月がこれまで以上にゆったりでき、行事の時期や持ち方及び内容を見直せる。また、夏季休業及び冬季休業前に児童・生徒への個別指導週間を設定して、学習や生活の在り方を振り返り、有意義な休みの過ごし方に向けた指導・支援ができる。
□夏季・冬季休業期間中に、4月~7月と10月~12月の間に於ける学習結果について評価業務ができ、1学期末(9月)及び2学期末(3月)の評価業務にゆとりをもたらす事ができる。
□新しい総合的な学力(学ぶ意欲、思考力、判断力、表現力、知識・技能)の育成には、学習期間の長い2学期制が相応しい。
~学校ではこんなことに気を付けます~
◎2学期制を活かした新教育課程の趣旨を実現する教育活動全てを見直します。
◎以前の学習指導要領及び学校6日制時代から引き続き実施されている学校行事・児童会活動の見 直しや検討をします。(発想の転換を図ります。)
◎夏・冬休み前に学期の区切りを付けて通知表を発行するという従来からのリズムが変化する事に対する保護者の不安感の解消を図ります。
*これから学校便り・花便りでも具体的にどんなことが変わるかお知らせしていきます。
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