~平成12年度の作品~
【平成18年度 斜里朝日小学校 学校便りから】
《通知表の見方について》
いつの時代もドキドキ?? 「これさえなければなあ!」
通知表の歴史は、私の祖父母の時代の「甲乙丙丁」から父母の時代の「優良可」、そして、私のときは5段階の相対評価でした。相対評価では、「5」は学級の上位約7%(40人学級では3人)と決まっていて、テストで点をとっても、上に100点が3人いたら「5」は付きません。また、80点でも上にいなければ「5」が付くことになります。
それが相対評価から絶対評価に変わりました。絶対評価の3段階評価(例:「よい」「ふつう」「努力を要する」)では、目標に達していれば(例:85点以上は)人数に関係なく「よい」という評価になります。今の通知表では、一般的にこの絶対評価に個人内評価が加味されています。個人内評価とは、絶対評価では「ふつう」であってもその子の中では、「この部分は、特にがんばっていると認める」という場合は、「よい」という評価を付けます。また「評価する子の能力からするとこの部分は、もっとがんばれる」と思われる場合は、あえて「ふつう」と付けて次に期待するということもあります。ですから、評価は、決してその子に点数を付ける評定が目的ではありません。「指導と評価は一体のもの」と考えています。
通知表は、学校での学習状況や生活の様子を家庭にお知らせするものです。通信表は、学習の状況を客観的に把握して、どこをどう頑張ればよいかということがわかるものでなければなりません。その方法について各学校でそれぞれ工夫しているので、学校ごとに通知表は違います。
〈行動の様子〉 所見欄には、学習の状況ばかりでなく、特別活動や生活の様子についても記述されます。家庭では見られない学校での様子(係活動や児童会活動で頑張っている様子など)、友人関係や生活態度についてもお知らせしています。教師の評価が絶対ではありませんが、親とはまた違った観点で見ていますので、子育ての参考にしてください。通知表を叱る材料には使わないで下さい。
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