~平成12年度の作品~
【平成19年度 斜里町立朝日小学校 学校便りから】
北海道児童福祉審議会から「児童の発育・発達を阻害している現状と方策」についての調査研究報告として「子育て現代語録集」なるものが発表されています。
○◎○◎○子育て現代語録集 ○◎○◎
1 よく遊び、よく食べ、よく寝る子どもは、健康的で好奇心が強く生活力がよく育つ。
2 親は、辛いことを取り除いて与えるが、子どもは経験しながら学ぶことを忘れるな。
3 子育てが成功か、失敗かは、40歳まで見届けてから判断しよう。
4 文化文明は、人間を豊かにするが、有り余って与えられた豊かさや便利さは、子どもの心や身体の発達を歪めてしまう。
5 近頃の子どもには心身症が増え、胃潰瘍が多く見られるという。その原因は、精神的なゆとりが生活の中にないこと。思いっきり遊ぶことがない。(子どものストレス解消法は遊ぶこと)
6 現在の子どもは、男女ともに早熟であるが、身体と精神のアンバランスに悩んでいる。
7 PTAの本質は何か?今一度考えてみよう!
①子どもの成長を願って、それぞれの親と教師とが話し合う場
②子どもを中心に据えて、学校との役割分担、責任を考える場
③親と教師が、子どものために協力する活動体
④子どもと親と教師が、触れ合いを深める場
8 父親と母親がそろって厳しく叱ったら子どもは、どこへ行くだろう?
9 子どもにとって困ることは、父親と母親の教育方針が一致しないこと
(無関心と過干渉、厳しさと溺愛、過保護と甘やかし)
10 子どもの要求に何でも応えることは、真の愛情ではない。
11 子ども部屋の功罪を考える。そこは秘密基地になっていないか?
12 家庭(親)が、子どものために反省すべきことは、放任主義と無関心、過保護と甘やかし。自分の子どもだけはという親のエゴ。とにかく泣く子には、すぐに何でも買い与えることはよくない。
13 おんぶ、だっこ、添い寝が大切。愛情の量は、高価なものを買い与えることではない。
14 何事も自分の子どもは悪くない。「社会が悪い、先生が悪い、よその子が悪い」という風潮では、素直なよい子は育たない。
15 親も教師も社会も、はじめから子どもにレッテルを貼っていないか反省する。本人が変わろうとしても、周りの見方が変わらない。
16 行列をすり抜けて先取りする子どもの「しつけ」は、その場で誰がすべきか?
17 子どもにとって、親の甘やかしは、わがままな子を育て、構い過ぎや口やかましさ(過保護:過干渉)は、自立心の芽を摘む。
18 15%以上の子どもは、親と一緒に食事をしないという。親と子どものどちらに問題があるのか?
19 近頃の子どもの異常
① 朝寝坊のため朝食抜きで登校する子ども
② 倒れるとき、手をつかずに顔面で制動する子ども
③ 我慢できない子は、他人を思いやることができない。
④ 自然の中に連れ出しても、自然にかかわる遊びができない子ども
⑤ 人間嫌いで、特定の家族と家の中でしか話せない子ども
20 人間の教育は誕生からはじまり、母親こそ最初の教師。だっこや膝の上からはじまる。
21 子どもからの信号を見逃していないか。事が起きてからでは遅すぎる。
22 家族の不仲は、子どもの情緒を不安定にさせ、心の素直な成長を妨げる。
*今一度、家庭での躾を考えてみてください!
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