~平成12年の作品~
【平成19年度 斜里町立朝日小学校 学校便りから】
未来を担う児童生徒の健やかな成長のために
文部科学大臣、北海道知事、道教育長、PTA連合会より、いじめに関するメッセージが出されました。学校でも機会ある毎に、このことについて子どもたちに話をしていますが、ご家庭でもこの資料を基にもう一度話し合ってみて下さい。
◇いじめとは・・・自分より弱いものに対して一方的に、身体的・心理的な攻撃を継続的に加え、相手が深刻な苦痛を感じているもの(起こった場所は、学校に内外を問わない)
◇いじめの例・・・「仲間外し・無視」「言葉での脅し」「ひやかし・からかい」「暴力・たかり」、「持ち物隠し」など
◇いじめを未然に防ぐために・・・親や教師は、日頃から子どもの「サイン」を見落とさないことが大切です。また、いじめが明らかになったときには、積極的かつ迅速にいじめに介入し、解決の見通しをもって阻止しなくてはなりません。
《自殺の心配のある子どもの前兆行動》
*こんな言葉を言い出したら要チェック*
○自分はひとりぼっちだ。 ○いじめられている。 ○誰も助けてくれない。 ○死んでしまいたい。
○生きている価値がない。 ○夜、眠れない。 ○自分には能力がない。
○自分には何もない。
*学校や家庭での様子*
○頻繁に体の不調を訴える。 ○友人と話をしなくなる。 ○学習意欲がなくなる。
○周りに興味がなくなる。 ○体がだるくて動きが鈍くなる。 ○友人に大切な物をあげたりする。
○自室に閉じこもる。 ○家族との会話がなくなる。 ○食欲がなくなる。 ○ふらっといなくなる。 ○急に考え込む。 ○ノートや日記に暗い内容を書く。 ○友人に暗い内容の手紙を書く。
○急に身辺をきれいに整理する。 ○遺書めいた内容のものを書く。
《家庭における「いじめ」発見のポイント》
□衣服が汚れたり、破れたりしている。 □学用品や所持品の紛失が頻繁にある。
□教科書、ノートなどに落書き・破損がある。 □身体に傷やアザがあったり、鼻血の跡がある。
□食欲がない。 □頭痛、腹痛、吐き気、不眠を訴える。
□表情が暗くなり、親と視線を合わせなくなる。 □口数が少なくなる。
□イライラしたり、おどおどしてくる。 □特定の友人に強い憎しみを持つ。
□夜や休日に呼び出されることがある。 □隠れてコソコソ電話をかける。
□親や家族に乱暴したり、口答えをする。 □外で遊ばず、部屋に閉じこもる。
□電話のベルにおびえる。 □ナイフなどを隠して持つことがある。
□余分な金銭を要求する。 □財布からお金を抜き出す。
□品物を頻繁に買う。 □髪型、服装が乱れる。 □欠席や遅刻をしたがる。
□理由を言わず早退する。□学習意欲がなくなり、忘れ物が多くなる。
□転校したい。学校をやめたいと言い出す。 □不審な電話がかかってくる。
《いじめをした子どもたちの前兆》
*学校での様子*
△不平不満が多い。 △遅刻、欠席が多い。△すぐムキになる。 △落書きをする。
△言葉遣いが悪い。 △クラブや部活を楽しまない。
△遠足などの学校行事を楽しまない。△ガムやお菓子を校内で食べる。 △返事をしない。
△派手な服装をする。
*教師との関係*
△反抗的、生意気な態度をとる。 △話をしないで避けようとする。 △すぐ悪口を言う。
△教師によって態度を変える。
*友人関係*
△内気な子や下級生を脅す。 △金の貸し借りをする。 △規範意識の低い友だちが多い。
△ケンカをよくする。 △自慢する。 △仲間はずれにするぞとよく言う。
*授業中の態度*
△学習意欲に乏しい。 △おしゃべりをする。 △教師の指示に従わない。
*家庭生活全般*
△昼夜逆転した生活をする。 △我慢ができない。 △テレビゲームばかりしている。
△漫画ばかり見ている。 △部屋が汚い。 △すぐ怒ったり文句を言ったりする。
△よく買い食いをする。
*家族との関係*
△一緒に食事をしない。△親や弟妹に暴力をふるう。△家族との会話がない。
*友人関係*
△外出をよくする。△友人からの電話を気にする。
北海道立教育研究所の資料から