~平成12年の作品~
【平成21年度 網走市立潮見小学校 学校便りから】
《心がホッとステーション》 ~読 書~
2年生の国語の教科書に「かさこじぞう」という教材があります。
貧乏暮らしのおじいさんとおばあさんは、すげ笠をこしらえて、それを売って年越し用の餅を買おうとします。おじいさんが市場に行き、「笠はいらんかあ~。」と必死にうりましたが一個も売れません。帰り道、道端のおじぞうさんに「吹きさらしで寒かろう」とその笠をかぶせて帰ってきます。おばあさんは、そんなおじいさんに文句一つ言わず、「それはええことをしなすった。」とやさしく労ります。するとその夜、おじいぞうさんが、じいさまとばあさまの家に餅や米やらお正月もんを持ってきてくれるという話です。
これを読んだ2年生は、「このおじいさんとおばあさんは、正直もんでやさしい人たちだから、ちゃんと神様、仏様が見ていてくれて、ご褒美のプレゼントをしてくれたんだ。」と言います。
最近は、暗いニュースや景気の悪い話ばかりです。子どもたちに夢と希望を持たせるのが大人の役割です。クリスマスプレゼントに「本」というのはいかがでしょうか?
「教師が本を読んでいないのに、子どもに『本を読め!』と言えるのか?『最近の子どもは読解力がない。』というが、そもそも教師に読解力はあるのか?もっと本を読んで教養を積みなさい!」と偉い先生から言われました。冬休みは、読書に専念しようと思っています。
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