2016年12月6日火曜日

花だより シラタマホシクサ 学力低下は国を滅ぼす

~平成12年度の作品~


【平成19年度 斜里朝日小学校 学校便りから】
 《新聞記事から》 
  ~学力低下?は国を滅ぼす 日本人の勤勉さは過去の話~
 経済協力開発機構(OECD)が昨年、57カ国・地域の15歳を対象に実施した「生徒の学習到達度調査」(PISA)で、日本の高校1年生は前回2003年調査(41カ国・地域)に比べ、読解力が14位から15位、数学的リテラシー(活用力)が6位から10位と後退したことが、4日分かった。科学的活用力も2位から6位になったことが既に判明しており、実施3分野すべてで順位が低下し、トップレベルの分野はなくなった。特に目立ったのは、科学への興味、関心のアンケート調査では、日本はほとんどが最低レベルだった。「科学に関するテレビを見る」「科学に関する雑誌や新聞の記事を読む」「科学を話題にしているインターネットを見る」で、いずれも最下位となるなど、日本の高校生の社会への無関心ぶりが表れた。
 ~勉強ができるようになるために手っ取り早い方法はない~
 かけ算九九は、何度も唱えて覚えるもの、漢字は何度も書いて覚えるもの、これは昔から変わらない。“学問に楽な道(王様が歩くために真っ直ぐで平らにした道)などない”という教えです。
 子供たちの勉強時間(家に帰ってからの)が減少しています。特に北海道の子供は、全国平均から比べても少ない。家庭環境が良くなって教育にお金をかけることができるようになっても、コンピューターなど便利なものが普及されても、勉強しなくて成績だけ上げようとしても無理な話です。
 「勉強はできなくても、健康で心優しい子だったらいい!」と言う人もいますが、健康で心優しい子は、勉強もできます。金髪で制服が乱れているのに学校一の秀才という生徒を見たことがありません。子供の仕事は勉強です。「勉強しなさい」と言っても子供はなかなかしません。言わなければ、全くしません。しかし、子供や家庭だけの責任ではありません。最近テレビのクイズ番組を見ていると最も常識的な問題もできない若い芸能人がいて唖然としました。勉強するのは子供、させるのが親、教えるのは教師です。

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