~平成12年度の作品~
文部科学省では、平成20年3月28日に小学校学習指導要領の改訂を告示し、新学習指導要領では小学校5・6年で週1コマ「外国語活動」を実施することとしました。
外国語活動においては、音声を中心に外国語に慣れ親しませる活動を通じて、言語や文化について体験的に理解を深めるとともに、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を育成し、コミュニケーション能力の素地を養うことを目標として様々な活動を行います。
《町内小学校足並みそろえて取り組みます》
平成23年から新学習指導要領がスタート「外国語活動」が必須となり、年間35時間実施することになります。来年からその移行期が始まり、町内全ての小学校で21年度は15時間程度、22年度は25時間程度実施することにしました。(「外国語」とは「英語」とおさえます。)
移行期間中は、学校の実情にあわせてそれぞれの学校が工夫して行うことになっていますが、英語については中学校から始まる教科であり、例えば、朝日小が5時間しかしていなくて、斜里小が20時間もやっているということになると児童や保護者の皆さんに不安を与えることになると判断したからです。
外国語活動は、総合的な学習の時間と同じく教科ではありません。ですからテストがなく評価することはしません。活動の内容は、中学校英語を先取りして学習するものではありません。英語に慣れ親しむ活動、コミュニケーション能力の素地を養う活動となっています。
《過度な英語熱は危険》
“グローバル化の時代にあって、英語は小さい頃から学んだ方が有利”と言われ、小学校入学前から英語塾に通ったり、中には日本人でありながらアメリカンスクールに入学させる親もいるそうです。英語で苦労した人はたくさんいます。私もその中の一人です。「もっと勉強しておけばよかった。」と思っても後の祭りで、「せめて子どもには・・・」と思う気持ちもよく分かります。
しかし、こんな報告もあります。“入学前に英語を学んでいる子どもは情緒が不安定”
両親または片方が外国人であったり、外国に住んでいたりして、自然に外国語が耳に入る環境とは違い、両親が日本人で日本の社会にあって、幼児期の親とのコミュニケーションの大切な時期に無理をして外国語を覚えさせると子どもの心の発達にはよくないというのです。一番大切なのは、国語の日本語です。何事もやりすぎは良くありません。中学校に入る前に英語嫌いにすることだけはしたくありません。
《朝日小では》 AETのグレアさんにも協力してもらい次のようなことを考えています。
英語活動においては,音声を中心に英語に慣れ親しませる活動を通じて,言語や文化について体験的に理解を深めるとともに,積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を育成し,コミュニケーション能力の素地を養うことを目標として様々な活動を行います。
《外国語活動の35時間はどこから?》 総合的な学習の時間が105時間から70時間に減りました。学力低下が問題になり、教科の時間を増やすために週1時間増えます。(6時間の日があります。)また「食育」「情報教育」「薬物教育」など、学校でやることがどんどん増えますます大変になります。
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