2016年12月13日火曜日

花だより 蜜柑 耳順


【平成22年度 網走市立潮見小学校 学校便りから】
“潮見のお母さん方が「潮見小の校長は、厳しい!」と言うから「そんなことないよ。」と言っておいてあげたから・・・。”
 日専連主催の版画展表彰式会場で教え子に会いました。今は、網走小学校に子どもを通わせているお母さんです。習い事で一緒のお母さん(潮見小の保護者)に、「牧野先生は、小学校のときの担任で、当時は、すっごくおもしろくて、優しい先生だったよ。」と弁護してくれたと言うのです。
「校長先生になったら、厳しくなっちゃったの?」
 “そうか、そんな風に見られているのか?”と反省しました。学校だよりに書く内容が厳しいのでしょうか?普段から険しい顔をしているからでしょうか?
12月8日で55歳になりました。残りの人生は少なくなると、あれも、これもまだやっていないと焦るものです。年寄りが口うるさく、説教がましくなるというのがよく分かります。
 《孔子の言葉》
吾十有五にして学に志し(志学)    三十にして立つ(而立)
四十にして惑はず(不惑)        五十にして天命を知る(知命)
六十にして耳順ひ(耳順)        七十にして心の欲する所に従ひて矩を踰えず(従心)
 耳順は「六十歳で、人の言うことを逆らわず素直に聴けるようになった」と言う意味です。
人の言葉は助言にせよ諌言にせよ、なかなか素直に聞けないものです。人の言葉を言葉の意味のままに理解するのは意外に難しいものです。孔子にして60歳になってようやく、その境地に到達したと語っています。私も四捨五入すると60歳です。まだまだ境地に到達できませんが、生意気な態度だけは取らないように気をつけます。

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