2018年12月16日日曜日

花だより カンギク 干支と還暦


 < 干支(えと) >は、十干と十二支を組み合わせたものが本来の「干支」
 十干の最初の「甲」と十二支の最初の「子」の組み合わせ「甲子(きのえね)」から始まり、「乙丑」「丙寅」「辛卯」・・・と続き、「癸亥(みずのとい)」まで組み合わせは60通りあります。干支がひとまわりして同じ干支が巡ってくることを「還暦」(60歳)といいます。
 「校長先生は、還暦なんだよ。」と言うと「もう一回りするまでがんばったら?」と言われました。
 書の世界では、年を記載するときは、平成二十六年とは書かずに、「甲午年」と書きます。また、「壬申の乱」「戊辰戦争」「辛亥革命」など、歴史上の大事件の呼び方に干支が使われています。おなじみ阪神甲子園球場の名称も竣工した1924年(大正13年)の「甲子(きのえね)」から来ています。
 さらに丙午(ひのえうま)生まれの女の子は、気性が荒いという迷信があって、出生率が低くなると言われています。こんな迷信を知っている人も少なくなりました。
 今度の1年生は、「子(ねずみ)年」と「亥(いのしし)年」生まれです。「ねずみ年」の性格は、細かいところに気づき、正直で勤勉。「いのしし年」は、正直で小心、遠慮がちで涙もろく、人情に厚いそうです。

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