2018年12月19日水曜日

花だより シクラメン 子育ては「がまん」


「心の強い子」は成績も伸びる 多胡 輝 著より 
  子育ては親も「がまん」だと知ること 
 慎重な子、ものを大切にする子、自分の個性がはっきりしている子は、買い物のときでもパッと買うことはありません。あれにしようか、品物の前で考えてしまうものです。少し短気な親はこんなとき、「早くしなさい」と急かしたりします。イライラして「何で決められないの、グズなんだから」ときついことを言うこともあります。急かされた子は混乱してしまいます。自分ではアレがほしいのだけれども、自分が思っていたのと違うようだ、どうしようと考えているわけですから、ますます決めることができず、少し悲しそうな顔をして「じゃ、いらない。」と答えてしまいます。
 ある子は算数の問題がなかなか解けません。横で見ている親がイライラして、「こんなのがわからないの!」とか「さっさとやりなさい!」とか言います。子どもは混乱して考えることを停止してしまいます。問題そのものが上の空になってしまい、結局、なんのために机に座っているのか分からなくなってしまします。
 親の性格もありますが、早く結論を出したがるのは、子どもにとって気ばかり急がされて苦痛に感じるものです。こんなときは親自身ががまん力をつけなければなりません。親もゆったり構えて子どもとつき合うことです。そのためには短気はいけません。怒りたい気持ちをがまんすることが肝心です。子育てには「がまん」がつきものなのです。
                               (牧野要約)

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