通知表・所見 “悩ましい用字・用語”
「子供」と「子ども」という表現が同じ文章にあったり、「例えば」と「たとえば」が混在している場合は、校正すれば統一することができます。しかし、よくある例として、「持つ」と「もつ」、「言う」と「いう」、「見る」と「みる」、「時」と「とき」が同じ文章の中にあると、文の流れや意味のよって使い分けされます。
漢字の「持つ」は、手に持つことができる場合は漢字を使い、「夢をもつ」など、手に持てない場合は、ひらがなで表記する場合があります。具体的に目でモノを「見る」場合は、漢字を使い、その他の場合は「みる」とひらがな表記にします。時間の場合は「時」、条件は「とき」で使い分けます。「言う」と「いう」の使い分けは、難しく悩むところですが、迷ったときは、ひらがな表記にするのがいいかもしれません。用字用語の統一は、新聞、雑誌、書籍などによって異なります。学校の場合は、文部科学省や北海道教育委員会の用字用語例が基になっています。例)「取り組み、取組み」(名詞扱い)で「取組」としています。
こうした知識があって文章を読んだり、書いたりすると文章に深みが出ます。しかし、知識がなくて「これは間違いだ!」といい張る人がいると困ります。
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