雛祭り(桃の節句)
わが子が大きく成長したことを喜び、丈夫で元気な子どもになってほしい。親(祖父母?)の願いが雛人形に込められています。
3月3日は、ひな祭り、桃の節句、弥生の節句などとも呼ばれています。
2月に入ると、イオンには、ひな人形コーナーができて、豪華な七段飾りから、団地サイズのものまで展示され、思わず足が止められてしまいます。 小学生の頃、雛人形を買う余裕のない我が家では、3月3日が近づくと母は、妹のためにハギレを使って、雛人形を手作りしてテレビの上に飾っていました。その横には、妹が自分でおりがみで折ったひな人形がありました。母は娘に買ってやれなかったのを悔やんだのか、孫のためにと年金を貯めて狭い家には不釣り合いの雛人形をそろえてくれました。
節分、桃の節句、端午の節句は、それぞれに自然をたたえ、生物をいつくしみ、子どもの健やかな成長を願う意味が込められています。高価なものをそろえるというだけでなく、こうした日本人の節目を大切にする風習は、各家庭で大事にして、次の時代を担う子どもたちに受け継ぎたいものです。
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