2019年7月10日水曜日

花だより サクランボ シモツケソウ 初任者指導


  …失敗しない新任教師の常識力
 保護者から食事に誘われたら応じてもいいか?
 教師は、すべての子どもを対象にして教育をつかさどるのです。公平・中立・平等を旨として接することが肝要です。保護者が食事に誘う意図は何かを推察すると分かります。当然、食事をしたことの事実は、周りの保護者の知るところになります。そのとき、周りの保護者はどう思うか、そして、噂がどのように発展し、その後の校務にどの影響するかを判断し、適切に行動することが大切です。教育公務員としての倫理観であり、危機管理意識が問われます。
 また、気楽に新しい先生と話をしてみたい。食事に誘い、一日でも早く学校に適応し、実力を発揮してほしいと好意的な態度で純粋な気持ちから話しかけてくる保護者もいます。嬉しいことではありますが、断るのが賢明です。初任者、若手教員の落とし穴は、「先生、先生」と保護者や子ども、ときには同僚からも呼ばれ、ついついその気になってしまいがちです。自制することも大切なことです。
  N女師は凛とした女の先生!(初任者指導教員)
“最初から子どもを名前で呼んでいる。”“教材準備ができている。”何より驚いたのは、“一番前のチョロすけ男子が、おとなしく先生の話を聞いている!?” N先生の持っている凛とした雰囲気が、うるさい子どもたちを圧倒しているのです。
 初任者研修から帰ってきたO先生に「N先生から見習うことは多いから、5時間目は、私が教室に入るから話を聞きなさい。(指導を受けなさい)」と言って教室に向かいました。子どもたちは、「あっ!校長先生だ。校長先生だ~。」と大はしゃぎ。見習わなければならないのは、私の方でした。


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