選 挙 心がホッとステーション
選挙投票所の立会人は、朝6時半から夜8時までの長丁場です。ただじっと座って、投票の様子を見続けるのです。有権者の多い投票所は、人の流れが途切れることはないのですが、自分の担当地区は、投票に来るのは500人余り、最近は期日前投票の割合が増えたのと高齢化の影響、そして、今回は「ぼんち祭り」の最終日と重なったせいか、1時間毎に投票者を記録するのですが、10人足らず時間帯もありました。投票率は前回を若干下回った模様です。
じっと見続けるということは人間ウォッチングです。
地域柄でしょうか、投票所に来るのは圧倒的にお年寄りが多い。品のいいおばあちゃんが入ってきました。会場に入るなり一礼して、係の人から声をかけられると「お世話になります。」と返しました。候補者や政党名が書かれた字は、お年寄りには読みづらく、老眼鏡や拡大鏡も用意されていることを伝えても、「結構です。」と断わりました。立会人には「お疲れ様でございます。」と声をかけてもらいました。そして、最後振り返り一礼して退室されました。この間、わずか3分余りの出来事です。
こうしたお年寄り(高齢者)が数人いました。しかし、残念ながら若い人にこうした礼儀正しい人はいませんでした。
投票前日、池上彰氏の番組で島根県の投票率が高い。その原因は、3世代同居の家庭が多く、投票に行くのは当たり前(生活の一部として日常化した祭事)代々受け継がれているという。お年寄りの姿勢が影響力を及ぼしているのかもしれません。
夜8時になり、投票所を閉めると、投票箱に鍵をかり、開票所までタクシーで走る。それが立会人の最後の仕事です。カーラジオで選挙速報が始まっていました。投票所に着く前に、“当選確実”の速報?
「朝6時半から夜8時過ぎまで長かったなあ~。」と改めて感じた瞬間でした。
この後、開票作業をした市役所職員の皆さん、本当にお疲れさまでございました。
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