2019年7月8日月曜日
花だより グラジオラス 少年院では
なぜ?学校の教育目標「勉強大好き」が重要なのか?
成績優秀だった子が事件を起こすと大きな記事になりますが、非行少年のほとんどは、学力の低い子なのです。
少年院では、学力をつけ世界観を是正
主に中学生が入院する少年院が、入院者にテストをした結果、小学3年生以下が約3割、4年生以下までで6割近くになった。九九もわからず、漢字の読み書きも満足にできない。「1mが何㎝か知らない」「窓を3分の1開けることができない」『ソ』と『ン』、『シ』と『ツ』の区別が分からない。世界地図で日本の位置が分からない。地球が丸いということが理解できていない子もいます。
不安定な家庭環境の子どもは、家庭で学習する環境にないのです。勉強がわからないので小学校でも居場所がなく、中学生になって非行化していく場合が多いのです。教師に暴力を振るって少年院に来た子は、「中学校に登校しても教室にではなく、仲間のたまり場ばかりに行っていた。授業はわからないから、つまらない。友だちとしゃべっていた方がおもしろかった。でも、今は勉強しないとまずいと思っている。今は本も読めるようになった。」と言う。
学力は善悪の判断や行動の結果を推測する力の基礎になります。小中学校9年分を1年程度ですべて覚えさせることはできません。基礎学力の習得は、少年たちの狭く偏った世界観を是正することに役立っている。(読売新聞の記事より)
平成28年3月 北見市立北小学校退職、その後、北見市教育委員会教育専門相談員、令和2年4月から、訓子府町教育委員会教育専門員 令和3年4月から、訓子府町認定こども園長
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿