64歳にして家事を手伝う
退職してから収入が減り、妻がときどき働きに出かけるようになった。合わせて食洗機が故障してから、買い替えるお金もなく、食器洗いを手伝うようになり、この歳になって、洗濯物をたたみ、アイロン掛けもするし、ボタン付けも自分でやるようになった。
妻から、「私より、上手にできるんでしょ!」と褒められたが、そんなの当たり前?と心の中で思った。もっと家事を手伝ってほしいと思っているらしい?
昨年母が亡くなり、子どものころ、母から言われたことを思い出した。
母は、自分は学がないから、勉強は教えられないけれど、洋裁のことなら教えられると言って、ミシンの使い方から、ボタン付け、アイロンの掛け方を教わった。それは何も特別なことではないと思っていた。祖父からは、のこぎりやカナヅチの使い方、カンナのかけ方を教わった。祖母からは、りんごやじゃがいもの皮の抜き方など、包丁の使い方を教わった記憶がある。そのおかげもあってか家庭科の成績はいつも「5」だった。
今の時代、不登校の子が、学校に行かず、家で何をしているのか?
ゲームとユーチューブである。お腹がすいたら、常備されているカップ麺をすするか近くのコンビニに行けば用は足りる。お金が無くてもスマホさえあればキャッシュレス決済で済む時代である。
時代は変化して、自分の子どものころのことを押し付けようとは全く思わない。しかし、時代は変わっても家庭(親)の役目(しつけ・家庭教育)は、あるはずである。
父からは、絵の描き方、野球、将棋、囲碁、麻雀、ビリヤードを教わったが、それは自分の趣味の押しつけだった?役に立ったのは、テントの立て方とヒッチハイクし方?だった。
親が教えてやることは山ほどあります。
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