2019年11月18日月曜日

花だより 習熟度別指導 ウメバチソウ

 《習熟度別指導》
 手取り足取り(細かいところにまで行き届いた世話をするさま。何から何まで丁寧に教えるさま)
 昔の職人さんは、弟子入りをして、「見て覚えろ!技を盗め!」と言われたものです。学校では集団の中での学習効果を期待されます。それは、それで効果はありますが、技術(スキル)を身に付ける最も効果的な方法は、個人レッスンです。現在活躍している野球選手やゴルファー、卓球の選手などのスポーツ選手は、子どもの頃から、親の手取り足取りの個人指導によって、一流になった選手がいます。
 習字の指導では、運筆、筆の入り、止め、はらいなど、口で説明してもなかなかその通りには書けないものです。力の入れ方、筆を運ぶスピードは、手を取って一緒に書くことで感覚的に身に付くものです。ところが、授業中に全員にそれをするのは無理です。
 北小では、1つのクラスに複数の先生が入って指導しています。(授業改善推進チーム事業、指導工夫改善加配、退職教員活用事業時間講師、北見市学力向上支援講師など)また、つまずきに応じて少人数に分けて指導(習熟度別)したり、場合によっては“個別指導”もしています。10年ほど前までは、クラスを分けて指導するのは、「差別教育だ!」という人がいましたが、今ではそのようなことをいう人はいません。分からないことをそのままにしておく方が問題です。その子に合った指導方法で、全員に確かな学力を身に付けさせます。

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