2019年11月25日月曜日

花だより 教師の話しすぎはよくない。モミジ


教師の話しすぎはよくない。子どもの思考の妨げになる。(校内研修の反省)
 全国学力調査で長文読解力、記述式問題の正答率が極めて低い。(特にB問題、国語、算数ともに)考える力、思考力、判断力、表現力が弱いという結果が出ています。これは学力調査が始まって以来、変わりません。B問題の学力UPは、これからの課題です。
 そのためには授業を見直さなければなりません。国語の時間にどれだけ本を読み、どれだけ考え、発表する時間が補償されているかということです。先生が1時間のほとんどを話し、子どもの発表を先生が補足して、まとめて、板書して、それを聞いて書き写し、「わかりましたか?」これでは力が付きません。課題解決(的な)学習にはなりません。
 5年生の授業研(国語「まんがの方法」)は、説明文の読み取りの発展から、自分でマンガを選び、表現方法の工夫を探し、それを交流・発表する活動です。これはB問題の読解、記述式につながるものです。こうした授業の工夫・改善が学力向上につながることを期待します。
 校内研の授業反省では、仮説に結びつけて、自ら課題意識を持ち、意欲的に活動することができたか。自分の考えをまとめて、かつ発表することができたか、そこに焦点を当てるべきです。どの研究でも仮説や研究内容は立派ですが、その取組の結果、子どもたちはどう変わったか?その検証が曖昧です。「教育は、すぐに結果は出ない。」そんな逃げはもう許されません。

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