2020年11月30日月曜日
花だより 一流選手が持つ「臭覚」 ハナカタバミ
2020年11月29日日曜日
花だより 親子の横並び(同等)はよくない イチョウ
2020年11月28日土曜日
花だより その行事何のため 教師の自己満足? キチジョウソウ タラバガニ
その行事何のため 教師の自己満足?(教育評論家の意見)
たとえば、卒業式ひとつとっても、かなり準備に時間をかけているが本当のいいのでしょうか?それがすべて悪いとか、無駄だとは申しませんが、もう少し簡略化したり、短縮したりできることもあるのではないか?
在校生が「お兄さん、お姉さん ありがとう!」と呼びかけをします。あれは要るのでしょうか?わざわざ式典で半ば強制的に言わせるのがどうなのかという点と、それなりに練習等でも時間がかかっている点です。
「ありがとう」は、言いたい子が式のあとで個別に言えばいいのではないか、たいていは担任の先生が書いた台本を児童が暗唱しているだけでしょう。主体的ではありません。
行事をはじめ各教育活動が、「そもそも何のためにあるのか?」というところを再確認すると、今のままで本当にいいのか、考えていけると思います。やること自体が目的化していないでしょうか。
《修学旅行はどうでしょうか?》
実際のところは、「修学」よりも「旅行」のウェイトが大きくなっていたりはしないでしょうか。単に観光名所やテーマパークに行って楽しかったというところがメインになっていないか心配ですし、準備や当時の負担も相当なものです。
ある先生は「修学旅行は思い出づくりです」とおっしゃいました。「素敵な思い出ができるのはいいことだと思いますが、でも、学校は旅行会社ではないですよね。」と申し上げました。
修学旅行のもう一つの問題は、家庭の経済的負担の重さです。中学校、高校なら5、6万円~10万円前後まであると聞きます。都内の公立小学校でアルマーニの制服が8万円という報道があり、話題になりました。制服は何年も着れますが、修学旅行は数日で使い切ってしまいます。なぜ、修学旅行は高いという問題を学校内で話題にならないのでしょうか。
例年そのくらいだからということで、十分検討することができていなかった。それに、高いと感じても、保護者の中には言い出しにくい方もいるかもしれません。そのあたりも学校はよく考えるべきです。
2020年11月27日金曜日
花だより 子どもや保護者が教師に求める「けじめ」 アザトウナ 蜜柑
2020年11月26日木曜日
花だより 過保護や過干渉はやめる 見守る勇気・待つ勇気を持つ サフラン
2020年11月25日水曜日
花だより AIが子どもたちの将来を奪う? 楓
AIが子どもたちの将来を奪う?
大きな社会変化は起きています。アフターコロナは、さらにそのスピードが増すそうです。グーグル、アップル、アマゾン、フェイスブック、中国のファーウェイ、アリババといったテクノロジーの巨大企業が、地球規模とも言えるようなビックデータを集め、恐るべき資金集積力を活用し、コンピュータサイエンス・テクノロジーに巨額の資金をつぎ込み、これまで想像もつかないようなネットワーク化された社会を構築しようとしています。
2030年代あるいは2040年頃に汎用AIが出現するという予想があります。そうなれば人間の労働の多くはAIによって代替されてしまうと言われています。その兆候はすでに始まっています。2030年以降には、その規模が半端なものではなくなります。ドローンや自動運転が普及すれば、運転手は必要なくなり、小売業だけではなく運送業にもほとんど人はいらなくなります。コンビニも無人化になりそうです。
今の子どもたちが社会に出たときにAIに職を奪われてしまう危機感をつのらせています。弁護士、税理士、医師などの一部の仕事もAIで代替可能なことは、今でもすでに指摘されています。技術進歩が経済成長と雇用の減少を生み出すのは普遍則です。
汎用AIが出現する2030年以降、「需要不足による失業」が増加し、AIに代替えできない仕事を持つ人が労働可能人口の約1割になり、残り9割は仕事がなくなってしまう事態になってしまいます。それを21世紀における新たな「役立たず階級」の出現として危惧している歴史学者もいます。また、AI社会では、企業が淘汰されていく危険も大きいと指摘しています。
「AIが絶対できないお笑い芸人になる。」と言った子がいました。「お笑いのネタもAIで考える時代になっているかも?」、「そしたらAIをつくる人になる。」と言いました。
2020年11月24日火曜日
花だより テレ東ベスト1番組 彼岸花
2020年11月23日月曜日
花だより 今こそ「耐える力(我慢すること)」が大事 竜胆(リンドウ)
2020年11月22日日曜日
花だより これからは一人一人に合った教育をAIがやってくれる? ピラカンサ
2020年11月21日土曜日
花だより 三回忌と遺品整理 リュウノウギク
2020年11月20日金曜日
花だより 幼稚園のお遊戯会 イワレンゲ
2020年11月19日木曜日
花だより 不登校とゲーム依存 ムラサキシキブ
勤勉で研究熱心な日本人に、令和のゲームは適しているのかもしれない。不登校児童生徒の多くは、夜遅くまでゲームをして、昼夜逆転の生活をしている。毎日、好きなだけゲームをしているので、他の子どもたちより、はるかにゲームは強く、優越感に浸っている子が多い。「無理して行かなくてもいい。」そう思っている親が増えているのも心配です。
2020年11月18日水曜日
花だより 「清々しさ」(品格)と「モンスター・ペアレンツ」 ウメバチソウ
2020年11月17日火曜日
花だより 出しゃばる親 イソギク
2020年11月16日月曜日
花だより 東大王 ミセバヤ
東大王
「かきいれどき」を漢字で書くと?
最近はテレビをつけるとやたらとクイズ番組が多い。林先生や元東大王の井沢拓司さんを見ない日はありません。
超難問クイズにはついていけませんが、中には、私たちの生活の中にある疑問を分かりやすく解説してくれる林先生には好感が持てます。
お店などで売れ行きがよく、最も利益の多い時のことを「かきいれどき」と言います。さて、この言葉を漢字で書くと?(ワープロだと一発変換ですが)、A:掻き入れ時、B:夏季入れ時、C:書入れ時。正解はCの「書入れ時」です。帳簿の記入に忙しい時だからです。今は、手書きではなく、パソコンに入力する時代ですが・・・。イメージ的には、「掻き入れ時」と思いがちです。
「学校の書入れ時はいつだろう?」とある先生に聞くと「毎日です。」と言われました。
つくし(土筆) スギナにくっついて出てくる事から、「付く子」、袴の所でついでいる様に見える事から、「継く子」となった説が有力である。「つくしんぼ、つくしんぼう」ともいうそうです。
🤷♂️家庭学習の漢字の書き取りで、1年生が「土筆」とか「山茶花」、「薔薇」など超難しい漢字を書いて提出したら、先生が「1年生で今習っている漢字を書きましょう。」と赤ペンを入れてきたそうです。
超難問クイズに挑戦する東大王に憧れて書いたのだとすれば、そのことを褒めてほしかったと思います。勉強とはそういうものでしょう?その子は、鈴木 光さんが好きだと言っていました。
2020年11月14日土曜日
花だより 土曜警備の五十嵐さん さわやかに、さりげなく、さいごまで ダルマギク
2020年11月13日金曜日
花だより 今年の教育関連ニュースの見出し ヒマラヤスギ
自宅いながら情報収集、学校は情報提供こまめに
「知識・理解・技能」から「思考力・判断力・表現力」へ
英語の教科化、プログラミング教育の必修化が目玉だったが、コロナで吹っ飛んだ!
変形労働時間制の導入(時間外を長期休業中で調整)など、保護者は不安、説明不足?
教育も大きく変わります。年寄りも必死に付いていかなければなりません。
2020年11月12日木曜日
花だより 子育てや勉強の世界の流行ほどいい加減で信用できないものはない! ヤクシソウ ビート
子育てや勉強の世界の流行ほどいい加減で信用できないものはない!
「ああ~、また、怒ってしまった!」お母さんたちのそんな苦笑まじりの言い訳が耳に飛び込んできそうです。それこそが親心の正体かもしれません。子育ての壁にぶつかったり、失敗したりしても、やっぱり愛情をもって子どもと向き合うことです。また、「これでいいのかな?」と我が身をふり返る余裕をもつことです。一番よくないのは、決めつけと我流です。子育てや勉強の世界の流行ほどいい加減で信用できないものはありません。
こども園の先生が言っていました。「私たちの仕事は、子どもへの指導半分と母親への子育て指導半分です。」それだけ今の母親は子育てに悩んでいます。
叱りつけるのではなく親の威厳を示す
家族が崩壊し、人間関係がどんどん薄くなっています。何よりも、家庭が楽しくないと思ってスマホやゲームに逃避している子どもを、家庭に引き戻さなければなりません。
人に対する免疫力を家庭でつくらなければなりません。それには、とにかく家族が一緒に時間を過ごすことから始めることです。そのとき、もし子どもがスマホを持っていたら、電源を切らせましょう。もちろん親の携帯電話もです。映画館やコンサート会場では、携帯電話(スマホ)の電源を切るようにアナウンスされます。家族が顔を合わせているときも同じです。ふだんあまり子どもと話をしないお父さんは、「話題が見つからない。」と心配するかもしれませんが、続けていれば話題はつぎつぎ出てきます。子どもは未来からの預かりものです。子どもが大人になるころ日本の国は、どのようになっているかを思い描きながら、家族でいろいろ話し合ってみて下さい。 「イキイキ子育て」より
2020年11月11日水曜日
花だより アルコールランプが消えた?(自己責任) ミズヒキ
自己責任 危険を察知する能力や注意力を身に着ける
🤷♂️理科室からアルコールランプが姿を消しましたみう。ガスコンロもなくなり、IHヒーターに代わりました。その結果、炎を目にすることがなくなった子どもは、マッチが怖くて擦れなくなり、炎を手でつかもうとする子まで出てきました。大人は、子どもを危険からできるだけ遠ざけようとします。落ちたらいけないと池に柵を巡らせたり、けがをするからとちょっとでも危ないと遊具を撤去したりします。“転ばぬ先の杖”はもちろん大切ですが、あれもこれも事前に危険の芽を摘むことが、危険を察知して回避する能力や注意力を鈍らせ、逆に事故を招いてしまうことがあります。
😒世の中にはいたるところに危険が潜んでいます。その全てを事前に取り除くことは不可能です。とすれば、大人がすべきことは、危険の芽を摘むことではなく、世の中の現実の姿を教えることです。
👀自らの安全は、自らの責任で守るもの。そんな当たり前のことを大人から子どもまで誰もが忘れてしまい、安閑と日を過ごしてはいないでしょうか。そして、事故が起こると、誰かに責任を転嫁する。訴訟を起こす。そうした姿がいたるところで見られるようになりました。“自己責任”この言葉を改めて心に刻みたいものです。
2020年11月10日火曜日
花だより 身体を鍛えている人は、風邪をひかない”というのはうそ 蒲 シメジ
風邪をひかない丈夫な身体とは、鍛え上げられたマッチョなボディーではない!
“身体を鍛えている人は、風邪をひかない”というのはうそ?
お相撲さんは、よく風邪をひくそうです。オリンピック選手も体調を崩して、メダルを逃すケースがよくあります。体を鍛えれば免疫力が高まるわけではないのです。体力の限界まで練習するアスリートは、身体が疲れているので風邪をひきやすいのだそうです。こんな話をすると「何だ!それなら家でゴロゴロしている方が病気にならないんだ」という子がいました。
健康で暮らすためには、“疲れをためない”ということです。そのためには、適度な運動をすること、十分な睡眠をとること、好き嫌いをしないで3度の食事をとること、言い尽くされたことですが、早寝、早起きなど規則正しい生活をすることです。
子どもの生活習慣は、親の責任です。親が不規則な生活をしていては何にもなりません。規則正しく健康な人は、ウイルスが体内に入って発症しても、軽い症状ですぐ治ります。
“健康は人生の目的ではないが、一番の条件である”という格言があります。また、規則正しい生活は、「いじめ」や「不登校」も防ぎます。学力向上にもつながります。
日没が早くなり、気温も低くなって、家でゴロゴロ、ゲームばかりする不規則な生活になりがちです。規則正しい生活と手洗い、うがい、マスク着用を忘れずに!
2020年11月9日月曜日
花だより 気品を感じる人 女優 吉永小百合 ミヤマボウキ
気品を感じる人 女優 吉永小百合
😍「気品を感じる人は?」 真っ先に思いつくのが女優の吉永小百合さんです。身長は155cmと小柄です。他にも、スタイルが良く、美人な方がいらっしゃいますが、70歳を過ぎても気品のある美しさは健在です。
👍品格・気品とは、気取った話し方やすました態度のことをいうのではなくて、稟とした清々(すがすが)しい心の持ちようのことです。育ちや環境の中で身に付いた自然な所作や雰囲気が作り出すもので、真似をしたところでそう簡単に品格が身に付くわけではありません。所作とは、行い、振る舞い、身のこなし、しぐさのことをいいます。まずは、気品のある美しい所作を身に付けたいと思うことが大切です。
美しい人をつくる所作の基本
「禅と所作の基本より」 枡野 俊明 著
一 イライラしている人に美しい所作の人はいない
一 便利さや効率ばかり追い求めると美しさから離れる
一 日常の全ての動作を疎かにすると心が乱れる
一 姿勢を整えると仕事も健康もいいことだらけ
一 手の所作は心のあらわれ
一 人物判断は足元をチェックされる
一 箸や器を大切に使えば所作は自然と身につく
一 着ている物はあなたの心をあらわす
一 華道の心を知り 花を飾る
一 過去のことを悔やまない 将来のことを不安に思わない
一 あいさつの力を知る
一 美しい文字を書く
一 感謝は感じたときにすぐ伝える
一 もてなしとは もてなす側ともてなされる側 両方の力量が問われる
一 分け隔てをせず どんな人にも敬意を持って接する
所作を磨くと心も体も人生も輝く
😊スクリーンの中の女優吉永小百合しか知りませんが、全て当てはまるような気がします。お父様は東大卒でご本人も超多忙な女優業の中で、早大文学部を次席で卒業したといいます。吉永小百合さんのような気品のある若い女優さんの登場を期待したいです。
2020年11月8日日曜日
花だより 子どものしつけに自由はいらない ダイモンジソウ
2020年11月7日土曜日
花だより ネット社会の恐ろしさ 学校はどう対応すればよいのか? シラタマホシクサ
新聞のテレビも見ない若者が増えていて、情報は全てネットから、見るのはYouTubeだけなので、案外の世の中の大事な出来事を知らない。さらにネット社会では、誰かの極端な意見やちょっと口を滑らした失言に敏感に反応し、不謹慎、非常識、無神経だと声が上がり、あっという間に非難・炎上します。その一方で、多くの人たちは自分で考えることをせずに、すぐスマホで検索して、そこに集まる大多数の意見に影響されます。これは一見、個性的な考えに見えて、みんな同じようなことを言っているだけです。そして、本当に真実なのか、因果関係があるのか、道理にかなっているかなど怪しく思われることがあります。
ネット社会の特性として、それぞれが自分の考えをもって行動するのではなく、組み立てられたパターンに従っているところがあります。そして、個人の直接的な利害に結びつかなければ無関心なのに「~であるべき」と評論するのが特徴です。もし学校がその標的になったなら、そこで発生する危機は、オーバーに宣伝され、その火消しに終始しなければならないのです。
これからの学校の危機管理意識で重要なことは対応の迅速さです。どの学校も「ホウ・レン・ソウ」で対応に当たるでしょうが、それだけではネット時代のスピードに即応していない可能性があります。初動対応で後れを取らないことです。また、情報の真偽をよく見極め、的を射た迅速な対処が必要になります。
≪だれの責任なのか 誰がリスクを引き受けるか≫
ネット社会は、世の中を急変させました。ところがキャッシュレス、ペーパーレスの時代なのに、学校は相変わらずアナログ的な教師の「手仕事」による管理及び処理を行っています。
集金は集金袋、家庭との連絡は「おたより帳」、学習内容や持ち物などを知らせるため、毎日数枚のプリントを渡します。プリントの中には、子どもの情報を記入させ、ハンコを押して回収するものなど、個人情報がそのまま載っています。学校現場ではありふれた光景ですが、これはかなりのリスクを伴っています。現金が教室にあったり、個人情報が身近に置かれていること自体が問題で、何か事が起こったら、そこに遡って危機管理が問われます。
情報化社会の中で、取り残された感のある学校現場にやっとネットシステムを導入しようとしています。集金は、銀行口座やネット銀行、学校からの連絡はメール配信、個人情報はクラウドシステムへ、そうすれば教師たちの紙ベースの膨大な事務処理は大幅に軽減され、働き方改革は進み、必然的に教育の質がアップするはずです。
しかしながら、それは机上の空論に近く、学校の特殊性を踏まえて考えれば様々な壁にぶち当たります。一口に集金と言っても、教材費、赤い羽根、緑の羽根などの募金、PTA会費など、勧進元が多方面にわたります。いろいろな経緯があってアバウトに学校・教師に「おまかせ」の状態なのです。まずはそこを整理しなければネットシステムはかえって煩雑になってしまいます。
学校は担任を窓口とする仕事が多すぎること、そして職員室という一つの部屋で指導案や成績処理、文書作成、備品営繕、その他の物品管理などなど多種多様な仕事をこなしているという学校独自の特殊性があります。「学校は遅れている、だからネット導入だ」ではなく、学校、家庭、各関係機関の責任をより明確にし、線引きした上でのネット利用が必要です。
2020年11月6日金曜日
花だより 本当に発達障害児なのか? ノコンギク マリーゴールド
😒発達障害だと言われている70%の子どもは、発達障害と同じような問題行動はあるものの発達障害ではないという報告があります。そういう子どものほとんどは、母子関係の悪い子どもたちなのです。(成育歴が関係している)
🤦♂️ある子は、荒れに荒れて、落ち着きがなく、自分の意見が通らないと暴言・暴力が始まります。その反面、特定の先生には、ベターっとくっついていきます。いろいろ調べていくと家庭内に問題があることが分かりました。愛情不足の欲求不満ゆえに出てきている問題行動なのです。母子関係の悪い子どもの多くは、ADHDや多動衝動型と同様な行動をとりますが、一つ違うところは、小学校でいえば、授業中はおしゃべりが止まらず教室を勝手に出て行ってしまっても休み時間になると教室に戻り、担任にベターっとくっついているというのが、母子関係の悪い子どもの典型です。
🤷♂️この子の場合は、父子家庭で、母親の愛情を最も必要とする3歳のときに離婚、複雑な事情から父親がこの子を引き取りました。小学校入学時に発達障害と認定され特別支援学級に入級しましたが、成育歴を調べていくと発達障害ではなく、家庭環境からくる問題行動であることが分かりました。このケース以外でも、共働きで夫婦間の会話も少ない上、お母さんは、「仕事が忙しくて子どもの面倒を見ている暇がない。」子どもは放任でゲーム三昧。こうした子どもが増えています。これでは子どもがうまく育つはずがありません。忙しい中でも、ちょっとでもその子を抱っこしてあげれば違うのですが、子どもへの声掛けの仕方がわからないという母親もいます。
👀学級の中に指導が難しい子どもが急増していますが、発達障害ではなく、母子関係が悪い子どもではないかと頭に入れておくことです。しかし、母親だけを責めても問題は解決しません。子どもはもちろんですが、母親にも寄り添うことが必要です。子どもは家庭で育てるから、社会全体で育てるという発想の転換が必要です。学校やこども園、児童センター、子育て支援センター、児童相談所など関係機関が家庭教育を補う時代です。
2020年11月5日木曜日
花だより 木目澤一三先生 菊 イヌダテ
恩師は誰かと言われたら、木目澤一三先生をあげます。(オホーツク教育局義務教育指導監から北見西小学校長を経て、網走市教育委員会教育長)
~教育は百年の大計と言われてきたものの、その根底となる憲法や教育基本法の議論や教育の在り方そのものに対する認識が大きく変わりそうな勢いです。
「間違った道は、行けば行くほど目的地から遠ざかる」と言われますが、教育の今後の方向性を誤らないために、これまで以上に議論を重ね家庭・地域・学校が一層信頼関係を築き、新しい時代を担う子どもたちが夢と希望に満ちて生きぬく力を育成していかなければなりません。
「教師の命は授業である」「教師の命は研修である」「授業は教師の芸術である」「教師の前に人間であれ」「教師は人なり」言い古された言葉ですが、教師には古くて新しい課題として肝に銘じて研鑚することが肝要です。
「凡庸な教師はただしゃべるだけ。よい教師は説明する。優れた教師は範を示す。偉大な教師は子どもの心に火をつける」(アメリカの聖職者 ウィリアム・アーサー)
「人は木の花や葉、枝ぶりの美しさに心を奪われる。これはこれでいいが、木には見えない根があることを忘れてはいけない」(水上 勉)
教師としての人間性、社会性はもとより指導力、研修欲など、教師としての心の玉をたゆまず磨き続けてほしいと期待しています。~
今改めて、木目澤先生の言葉を思い出します。
2020年11月4日水曜日
花だより 現代の「良妻賢母」は、夫を「良夫賢父」にすること 菊
現代の「良妻賢母」は、夫を「良夫賢父」にすること
🤷♀️慎ましやかに夫を立て、料理、裁縫、掃除をぬかりなく、賢い母として子どもを教育する「良妻賢母」は立派な女性です。しかし、現代の女性は妻であり、母であるだけでなく、職業人であり、社会人であり、また、趣味人であり、友人であり、というようにいろいろな顔を持っています。
🤦♀️それなのに「良妻」と「賢母」のたった二つだけの役割を押し込めてしまうと抵抗を感じるでしょう。昭和までの女性教育は良妻賢母でよかったのですが、現代はそれに加えいろいろな役割を果たす専門的知識やスキルを身に付けなければいけなくなりました。ファッションセンスにコミュニケーションスキルも必要です。家電製品の進化で、料理、洗濯、掃除などの家事からほとんど解放されました。現代の良妻賢母に必要とされるものは、自ら働きながら、家計を管理し、子どもを教育し、尚且つ、自分の趣味も大切にしながら、何より良きパートナーとして夫を理解し、支える能力が必要です。昔は、家事をする母親の後姿を見て子どもは育ちましたが、将来が見えない社会でどういう子どもに育てるか、洞察力と子どもが社会人として職業人として生きていく力を与える人間性が求められます。家事から解放されても母親になるのは本当に大変なことです。
👩🦱子育てを母親だけに求める時代ではなくなりました。父親にも育児休暇を取得してもらい、「良夫賢父」となって子育てを分担することです。行政には、子どもを預けて安心して働けるこども園や児童センターなどの環境を整備することが求められます。核家族化で頼れる人が身近にいなくなりました。一人で悩まず、周囲の助けを遠慮なく借りることです。
2020年11月3日火曜日
花だより 孫を「甘やかす」じいさん・ばあさん 白菊 マルバノキ
~孫を「甘やかす」じいさん・ばあさん~
🤷♂️放課後児童センターにやってくる子は、やたらと膝の上に乗って甘えます。親が働いていて甘える時間が少ないからでしょうか、スキンシップを求めてくるのです。
「甘えさせる」は、大いにしなければなりません。しかし、「甘やかす」は、してはいけません。
😊「甘えさせる」は、情緒的な欲求にこたえることです。「抱っこして」とか、「お話聞いて」とか、あるいは子どもがわんわん泣いている。そういうことにちゃんと対応していくことは、「甘えさえる」で大事なことです。これは、いくらやったからといって、「甘やかす」にはなりません。
😒では、「甘やかす」というのは何かというと、情緒的な欲求ではなく、物質的な欲求に、子どもの言うがままにこたえることです。「お菓子ちょうだい」とか「おもちゃ買って」とか「お金ちょうだい」というような、子どもの物質的欲求に対して、子どもの言うがままに与えていくことは、「甘やかす」でよくありません。
👍子どもの情緒的な欲求にはしっかり答えて、その代わりに物質的な欲求はきちんと制限しなければなりません。
🤦♂️ところが今の世の中、ともすれば逆になりがちです。平日は忙しく子どもにかまってやる暇がない、その埋め合わせに、日曜日にお店に連れて行き、好きな物を買ってしまう。そうして育って子どもは、心の寂しさをモノで埋めようとします。食べ物で紛らわしたり、高価なカードを集めたり、万引きしたり、親のお金を抜き取ったりする。このような行動のほとんどの場合、心の寂しさから来ています。こうならないためには、情緒的な欲求「甘えさせる」にしっかりこたえてやることです。
👀特におじいちゃん、おばあちゃんは、孫の機嫌を取るために、モノを買い与えてしまう傾向にあります。自分も含めて気をつけたいものです。
2020年11月2日月曜日
花だより 不登校の原因は、夫婦仲にあった トリカブト 秋刀魚
不登校の原因は、夫婦仲にあった!
😒小学生の時、とっても優秀で明るく元気な子が、中学生になって急に学校に行けなくなりました。理由は友人関係だというのですが、信じられませんでした。不登校は1年続き、ある日突然、登校するようになったのです。両親が離婚し、母親の下で新しい生活が始まってからです。離婚が原因で不登校になるケースはよくありますが、離婚して不登校が解消したケースは珍しい。
よく聞くと不登校の原因は、友人関係ではなく、両親の不仲にあったのです。母親は悩んだ末に離婚を決意、娘と二人で新しく生活をやり直すことにしました。母親が精神的に安定したことで子どもの心の安定して、学校に行けるようになったのです。
夫婦喧嘩をしない!
・両親が暴力的な喧嘩をするのを見て育った子は、感情を読む能力に欠ける傾向にある。
・両親が激しい口論をする姿を見て育った子は、感情を読みすぎる傾向にある。
・長期間、両親の喧嘩を見てきた子は、自分の感情(寂しい、怖いなど)をコントロールする能力に欠ける傾向にある。
これらは後に、不安症やうつなどのリスクを高める可能性があるという。やはり夫婦喧嘩は子どもの前ですべきではないことが分かります。
コロナショックで、人々の心が荒んでいます。親のイライラが子どもに影響しています。虐待が増えているのも心配です。
💕喧嘩を全くしない夫婦はないと思いますが、子どものためにも早く上手に仲直りしてほしいものです。不登校にならないうちに!
2020年11月1日日曜日
花だより 家に何を飾る? 子どもをやる気にさせたいなら サクラダテ オケラ
👌検診のため町のクリニックへ行った。待合室に町内の小学生の絵が飾られていた。題は「夏休みの思い出」、定期的に替えて展示しているという。病院嫌いの子どもも少しは、心が和むかもしれない。町内の商店には、見学に来た時の写真と子どもたちのお礼の手紙が貼ってある。
👍学校の近所にある中華レストランには、子どもの絵が貼ってあります。看板娘ならぬ看板息子の幼稚園ときからの作品がギャラリーになっている。この家庭の温かさを感じる。